日本のYouTubeではまだ有料コンテンツしかありませんが。
映画を配信するサービスが乱立する中、動画視聴サイトしては絶対王者のYouTubeもその流れに参戦します。
そう、海外ではYouTubeにて、無料で映画が見られるんです。
無料だけど広告付き
とはいえ、これには「広告付き」という条件がついています。親会社のGoogle(グーグル)広報担当によりますと、10月から「Movies & Shows(日本版:映画と番組)」ページに無料コンテンツのセクションが設けられており、先週からコンテンツが追加され始めたとのことです。
視聴中にはたびたび広告が顔を出すようになっており、THE VERGEは「一定の間隔で広告が出る」と報告しています。
Win-Winの関係
Google広報はこれらの無料コンテンツについて、「映画配信はハリウッドのスタジオとのパートナーシップによる好意で提供されている」とコメントしています。
今は『ロッキー』シリーズや『ターミネーター』、1995年のアンジェリーナ・ジョリー映画『サイバーネット』など、往年の大ヒット作やカルト人気作品が並んでいます。しかし超最新作は……あんまり期待できないようです。
AdAgeにコメントした、YouTubeで製品管理部長を務めるRohit Dhawan氏いわく、「広告付き映画はユーザーと広告主の両方にとって良い機会だと思います」と、このサービスを前向きに見ています。
AdAgeは以下のように綴っています。
最終的には、広告主が個別の映画にスポンサー料を払う仕組みができるかもしれません。それにユーザーへ無料の視聴や限定配信を行なうとかも。しかしそれはスタジオ側がどうビジネスを進化させて、新デジタル配信の窓を開くか次第です。
コンテンツはこれから増える予定
今は広告付き配信をするHuluのライバルにはならないかもしれません。ですが今後YouTubeは、無料枠をもっと充実させていくつもりだとしています。
現在日本の「映画と番組」ページには、大作やカルトなどの映画やドラマが有料でたくさん並んでいます。もしこれらが、広告付きでも無料で見られたら最高なんですけどねぇ。国内での実現を強く念じるとしましょう。