ライフハッカー[日本版]より転載:
BASE PASTA(ベースパスタ)ってご存知ですか? チアシード、全粒粉、粉末真昆布などを練り上げて作った、厚生労働省が定める日本人が必要な栄養素の1食分が全て含むパスタで、日本では馴染みの薄かった完全栄養食というジャンルを切り開いた注目の人気商品です。
そんなBASE PASTAを開発したBASE FOOD社が新しく開発したのが、なんと日本の国民食と言える食べ物で、不健康なイメージの代表でもあるラーメン。煮干しラーメンで新しいジャンルを切り開いた歌舞伎町ゴールデン街の名店「凪(なぎ)」と、主食文化を変えるため、 共同開発を行いました。
そんなコラボのアイデアは興奮させられますが、実際の商品は、試さないところにはわからない。大のラーメン好きの筆者が、食文化を変える商品になるのか、「BASE RAMEN」に出会いに行ってきました。
1食に必要な栄養素をすべて含んだ食べ物
その前に、そもそも完全栄養食とは何かを説明しておきましょう。完全栄養食とは、健康に必要と言われる栄養素1食分を全て含んだ食事のこと。

脂質・飽和脂肪酸・炭水化物・塩分(ナトリウム)・カロリーを除いた全ての栄養素を、1日に必要な量の3分の1*を摂取することが可能で、次世代の食事として注目されています。(*栄養素等表示基準値に基づく)
「BASE RAMEN」の原材料には、豊富な栄養価を可能にし、ラーメン独特のモチモチ、シコシコとした食感を獲得するため、チアシード・真昆布・米ぬか・大豆という、ラーメンの麺とは思えない材料名が並びます。 そのためか、色もラーメンの麺っぽくはない茶色の麺となっています。

新宿ラーメン界を代表する名店「凪」と共同開発
BASE PASTAで、完全食の旗手となったBASE FOODが組むのは、ラーメン好きなら知らぬ者はいない歌舞伎町の名店「凪(なぎ)」。

個性的なバーが並ぶ歌舞伎町ゴールデン街で、煮干しラーメンという新しいジャンルを切り開く、開拓者スピリットを持った有名店です。

ラーメン界に変革を起こそうとする凪と、主食を変えようとするBASE FOODの社風が重なったことから、今回のコラボが実現したとか。
1回噛むごとに味が変わるラーメン

まず食べて一番驚いたのは、麺を口の中で噛みしめるごとに、味がどんどん変わること。 蕎麦のような豊かな香りがしたかと思うと、昆布やチアシード、胚芽などから来るコクのある風味が噛むたびに広がっていきます。

煮干しの風味がこれでもかというほど広がるスープも、通常のスープより塩分が控えめとのこと。酔った後に夜のシメとして食べたいほど濃く、満足感があります。 噛むたびに変化が楽しめる新しい感覚は、それだけで食べる価値が充分にあります。
元々の凪の麺は、つるりとした太めのちぢれ麺。「BASE RAMEN」もちぢれ麺ですが、凪のオリジナルよりも細めで、表面は凹凸が出ているため、オリジナルの麺よりも更にスープと絡みます。
ラーメンに罪悪感を感じなくてもいい、という革新性

この「BASE RAMEN」、歌舞伎町「凪」でも食べられますが、ベースフード社のサイトでは自宅で食べられるキットも販売されています。2食入ったお試しセットは、980円(税込)で生麺の「BASE RAMEN」が手軽に試せます。ちなみに、キットには凪の煮干しスープの他、BASE RAMENオリジナルの豚骨醤油が付属しています。
ジャンクなラーメンのイメージを健康な麺と合わせることで一新した「BASE RAMEN」、この新しい組み合わせを一度試してみてはいかがでしょうか?
Source: BASE FOOD