「AirDrop痴漢」ダメ。N.Y.で違法化

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  • author Melanie Ehrenkranz - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岡本玄介
「AirDrop痴漢」ダメ。N.Y.で違法化
Image: Thampapon

どこの国でも同じこと考える輩がいるんですねぇ。

iOS端末に装備されているAirDrop機能。写真や動画をシェアするのに便利で簡単なんですよね。Bluetoothを起動していると、お互いに通信ができるのですが……近年はこれを悪用して、公共の場でランダムにワイセツな写真を送りつける「AirDrop痴漢」というのが話題になっているの、皆さんご存知ですか?

実は世界でも問題になっているらしく、先週水曜日にニューヨークの市議会議員たちが、これを違法とする法案を提出したのだそうです。

もし有罪になると、最長1年間の懲役または最高1000ドル(約11万3500円)の罰金を支払うことになります。提出したひとりジョゼフ・ボレリ議員は、The New York Timesに対してこのようにコメントしました。

昔は長いトレンチコートと、優れたランニング・シューズが必要でした。でも技術の発達によって、それはずっと簡単になったのです

何年も続いていた問題

AirDrop機能を有効にする際、データを共有する端末を「すべての人」に設定しておくとこの被害に遭ってしまいます。

この問題は何年も前から起こっており、NEW YORK POSTでは8月にマンハッタンのアパートのドアマンが、住人女性におトゥイントゥイン写真を送りつけていた問題も起きました。しかしこれまで、「AirDrop痴漢」は犯罪にはならなかったのです。

ですがこうした事件がきっかけで、ボレリ議員らが立ち上がることになりました。

似た法案はあったが古かった

ニューヨークでは、電話、電信、郵便、または「そのたの形式の書面によるコミュニケーション」によって誰かを嫌がらせまたは脅迫する人はすでに違法となっています。

なので今回提出された法案は、電子化した社会に合わせて、既存の法案を更新するような形になります。これで写真やテキストを送られる携帯電話などの電気通信機器も、対象になったのです。

いまできる防衛策は

「AirDrop痴漢」は、設定を「連絡先のみ」に切り替えるか、機能を完全にオフにしておくことで防げます。

ついでに自分のiOS端末のユーザー名も、本名を使うのは止めたほうが良いという話も聞きます。もし9m以内にいる誰かが卑猥な写真を送ってきても、その犯人が匿名だったら特定することが難しい上、送られた女性が反応してしまうと、名前を顔を覚えて家まで尾行される可能性も無きにしもあらずなのです。なので自衛するしかありません。

犯人特定は難しいかもしれませんが、法律がになると少し心強いですよね。各先進国でも、議員さんたちはこういうことに労力を使って欲しいなと思います。

Source: THE NEW YORK COUNCIL, The New York Times, NEW YORK POST

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