トコトン利益重視! Amazonはもう安い「CRaP=クソ」商品を売りたくない

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トコトン利益重視! Amazonはもう安い「CRaP=クソ」商品を売りたくない
Image: christianthiel.net / Shutterstock.com

アマゾン・ジャパンはどうなるの?

今年1兆ドルの価値を持つようになったAmazon(アマゾン)は、儲けの出ない安物を売ることに嫌気が差しているんですって。

The Wall Street Journalは日曜日、ネット通販の怪獣ジェフ・ベゾスはもう「CRaP = Can't Realize a Profit(利益を出さない商品)」を売ることから脱却しようとしている、と伝えました。

それらは主に、スナック菓子やボトル飲料など15ドルかそれ以下の商品とのこと。記事内では、この問題に精通している情報源を挙げて、同社はブランドのパッケージングの見直しを進めており、既に大規模な収益を上げるために価格を引き上げている、とも報じています。

有名ブランドの幹部や会社の考えを良く知る筋によると、現在のAmazonは、急速な成長に加えて最低ラインも重視するようになり、CRaP製品に狙いを定めるようになった。

Amazonで販売するブランドや、彼らと共に働くコンサルタントによれば、最近数カ月で、不採算品を排除し、製造業者に対しオンラインでもっと売れるような包装へと変更させているのだ

「CRaP」ってどんなもの?

「Crap」とは「クソ」を意味する言葉なので、利益を出さない商品をどれだけクソ扱いしているか、このネーミングにその殿様商売っぷりが現れているように思います。

「CRaP」扱いにされる商品は、一般的に「重いか大きくてかさばるために配送料がかかる」ものとされ、Amazonはその逆の商品が好ましいとしています。たとえば、そうしたブランドのひとつがコカ・コーラ。彼らはAmazonからの要求により、今後スマートウォーターのパックをAmazonではなく自社倉庫から配送するようになります。これ動きは、Amazonがお金を節約するためのもので、「Amazonが独自のコストを削減するために、多くのブランドに求めていること」と報道されています。

この件でAmazonに尋ねていますが、まだ返答はないままです。

絶対王者の振る舞い

Amazonの長期的なライバルであるApple(アップル)に引き続き、今年初めに1兆ドルの評価ラインを越えたことを考えると、さらなる利益を上げる新しい方法を模索していることは驚きではないかもしれません。

そしてThe Wall Street Journalが指摘したように、Amazonが市場シェアの大部分を占めている現在、彼らはそれを武器にして販売条件を指示する力を持っているのです。その結果、ブランド自身が身銭を切ることになってしまうのです。

とにかく、従業員らが人道的な労働条件や労働組合契約に抗議し続けていることからも、会社は信じられないほど肥大化した収益を増やすことに集中していることが伺い知れます。

膨大な市場を持つようになったが故に、ブランドとの上下関係が逆転してしまったeコマース。今後この業界のビジネスには、どんな動乱が起こるのでしょうか?

Source: The Wall Street Journal

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