OTAでしかTV録画できないAmazonのDVRが想像以上に便利。Fire TV Recastレビュー

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  • author satomi
OTAでしかTV録画できないAmazonのDVRが想像以上に便利。Fire TV Recastレビュー
Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

Amazonから謎な製品が発売になりました。

見た目はただの黒い箱。機能はOTAのTV用DVR。なにそれ?ってなりますよね。

「Fire TV Recast」はTV解約を夢見る人(コードカッター)のために生まれた箱です。米GizmodoのAdam Clark Estes記者のレビューでどうぞ。

Amazon Fire TV Recast

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

これは何?

動画を家中に飛ばすワイヤレスDVR

価格

230~280ドル

好きなところ

サルでも使えるほどシンプル

好きじゃないところ

アンテナからしか録画できない

窓からTV拾ってあらゆる端末へ

とにかく余計なものは一切なしです。Netflixもなし、Huluもなし。TV加入も必要なし。 録画は、窓に貼り付けた屋内型 TVアンテナ(別売。2,000円未満)に直接差し込んで、 中継局から電波拾って行なう式です。利用にはFire TV(Fire TVかAmazon Show)の環境も必要。まだ持ってない人には少し負担かもね。

500GBモデル(230ドル)は、2つチューナーがあって、1度に2つの番組を同時録画できます。

1TBモデル(280ドル)のは、4つチューナーがあって、1度に4つの番組を同時録画できます。

セットトップボックスのTivoとかRokuの業域の新製品ですけど、現状CATVの番組録画には対応していません。

Amazonから届いたのは1TBモデルで、Amazon Basicsの屋内型TVアンテナも一緒に届きました。これは 80㎞圏内の電波塔から番組を拾えるアンテナです。NYブルックリンの自宅アパートからだと36チャンネル拾えて、3150時間分の録画が可能。

導入はむちゃくちゃ簡単

Recastを設定後は、Fire TVのホーム画面に新しいDVRのタブが表示されて、CBS番組「The Price Is Right」(いろんなモノが出てきて、会場から選ばれた5人で値段をひたすら当てるクイズ番組。一番近い人は余興をクリアすると車とか250万円とかもらえるので会場はずっと叫びっぱなし)もすぐ録画できちゃいました。本当に信じられないほど簡単です。番組表示はFire TVのUIとそっくりなので、Prime Videoと同じ操作で番組も探せました。

地下鉄で家の録画が見れる

「Prime Videoで十分じゃん」と今思ったあなた、違うんです。Recastを導入すると…

・視聴するだけじゃなくて録画もできる

・居間のTVだけじゃなく、スマホやタブレットのFire TVアプリでも見れる

・つまりは地下鉄の中でもTVが見れる

という違いがあります。夜録画した地元のニュースを通勤中に見れるようになるなんて思ったこともなかったけど、それができるんですね、はい。データはかかるので、あえて荒い映像に切り替えたりもできます。

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

屋内アンテナからしか録画できない

物足りないところは、いろいろあります。まずこの見た目。Mac Miniを2個積み上げたぐらいありますからね。電源とアンテナに差し込めばいいだけなので、目立たないところに隠せることは隠せるんですが。

あと、Fire TVかAmazon Showがないと使えないこと。まあ、今やFire TV Stickは40ドルもあれば買えるので、ケーブルTV加入(アメリカはこれをしないとTVが観れない)で月々80ドルとか浪費すること思えば安い買い物ですが。

ただケーブルに加入している人はそっちを録画できないのが唯一最大の弱点ですね。なんせアンテナで拾った番組しか録画できない、OTA録画オンリーなので。

TVが永久にタダ

アメリカではほかにもPlexという人気メディアサーバーとHDHomeRunのチューナーと組み合わせるとTV番組は生録画できます。ただ設営は手間で、おばあちゃんにはすすめられない感じ。HDHomeRunはDVRもあって有料TV機能に加入すると月35ドルでいろんなチャンネルが確実に見れるんですけど、完全無料の野良回線を目指す人には違う感じですよね。TiVoもボックス設営の初期費用が結構かかって月々有料です。その点、Recastは自宅のアンテナから簡単に録画できて、永久に無料というところがポイント。

番組検索なし。でも音声コマンドで探せる

Video: The Search For Awesome/YouTube

Amazonには「Plexみたいな番組検索がないのが玉に瑕」というレビューがさっそくついています。「ああ、それじゃ使えないなー」と思っていたら、上の動画で「Alexaの音声コマンドで録画予約できた」とThe Search For Awesomeさんが言っていて(4:20-)、へー!となりました。イメージもつかめると思うので、よそ様の動画ですけど貼っておきますね。なんかNBCの超人気番組なんかはゴールデンタイムになると映像が荒れるそうでして、視聴者が多くて起こる現象なのか、それとも電波妨害みたいな何か? とか言われてます。そりゃTV局だって死活問題ですからねえ…。

買い?

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

買いかどうかは、それぞれの状況次第ですね。「スティーヴン・コルベアの深夜番組見たくても、 いつも寝落ちてしまってもう半年ぐらい見てない」という人はこれ1台で解決です。「YouTube TVに月40ドルで加入しても結局はメジャーなTV局の番組ばっかり見てる」という人もRecastで月40ドルの節約になります。「もうTiVO持ってるけど月々の支払いだけなんとかしてほしい」という人もAmazon DVRでやっと縁が切れます。「HDHomerunの設営はハードル高すぎる」と感じていた人も、Recastなら本当にシンプルなので、やっと踏み切れます。

ただRecastは当たり前のことができません。アンテナの番組しかダメで、普通のケーブルTVや動画ストリーミングは録画できない。だから、いざアンテナを取り付けてみたら一生見ることもない番組しか拾えなかった、ということもありうるわけでして、その場合は永久に縁のない箱です。

そんなわけで、誰にでもおすすめできるわけじゃないけど、ある種の人びとには、ライフチェンジングな製品と言えます。アメリカは無料でTVが見れるということ自体がすごいことなので、この箱に無尽蔵に録画していつでも好きなときに見れるのは夢のようなことなんですよね。日米ともに2,000円未満のアンテナを窓にひっつけて、40ドル(日本は 4,980円)のFire TVスティックも買わなきゃならないけど。

Recastは「200ドルでコードカット(TV解約)」、確実にできます。

5秒でまとめると

・OTAでしか録画できません

・Amazon FireTV必要です(スティックなど)

・市販DVRではおそらく一番シンプル

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