愛されロボ、死亡。
先日、カリフォルニア大学バークレー校のキャンパスで活躍していた配達ロボットが突如発火し、学生たちの目の前で殉職しました。
バークレー校では、2年ほど前からKiwibotと呼ばれる4輪走行のフードデリバリーロボットが100台あまり働いていました。これまで何の問題もなくサービスを提供してきましたが、その日、突如として1台のKiwibotが燃え出したそうです。燃え上がるロボットの様子を女性が撮影しました。
「Kiwibotがいきなり燃えだして、マジウケル。学期末の最後に超ふさわしいんですけど。」
(注:動画ではもっと汚い言葉で喋ってます)
Kiwiは、「我々のKiwibotに全責任を負う所存です」とブログで伝えており、自然発火の原因を「アイドリングしていたバッテリーのひとつがくすぶった」と説明しています。
火は誰かによって消火器で消し止められたそうです。その直後にバークレー消防署の隊員らが到着し、消火泡でロボットを包んだとのこと。
Kiwiは、今回の件は人的ミスで、誰かが欠陥品の電池を装填したため暴走して火が発生したと発表しています。再発防止のため、今後は新たなソフトウェアでロボット内部の電池をモニターするそうです。
so a delivery robot caught fire on berkeley's campus and students set up a candlelight vigil for it pic.twitter.com/alen7vF7Ho
— James Wenzel ? (@ratherbright) December 15, 2018
学生新聞のデイリー・カリフォルニアによると、Facebookには殉職したロボットを「英雄」「伝説」と呼び、葬いの言葉が投稿されていたそうです。また、生徒の中にはろうそくを灯し、別れの挨拶をした人もいたようです。生徒の反応からも、相当愛されていたのがわかりますね。