DJI Osmo Pocketレビュー:カムコーダの未来、ここにあり

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  • author Adam Clark Estes, Raul Alexander Marrero - Gizmodo US
  • [原文]
  • そうこ
DJI Osmo Pocketレビュー:カムコーダの未来、ここにあり
Photo: Adam Clark Estes (Gizmodo)

スマホの動画撮影からレベルアップしたい人向け。

DJIの新プロダクト「Osmo Pocket」。DJIといえば、ドローンがまず真っ先に浮かびますが、Osmo Pocketはカメラです。しかしアクションカメラではありません。今までのOsmoシリーズと同じと考えてもらっても困ります。じゃあ、一体なんなの?

米Gizmodo編集部のレビューによると、一言でいえばOsmo Pocketは「カムコーダの未来」。以下、Estes記者とMarrero記者のレビューです。


12月初め、DJIがOsmo Pocketを発表した時は、「?」と思いました。3軸ジンバルと小さなドローンカメラが棒についている、それがOsmo Pocket。撮影したものを見ることができる小さなスクリーンと、ちょっとしたスマート機能もついています。DJIいわく、アクションカメラではないとのこと。じゃ、なんでしょう?と一瞬ハテナが浮かんだ後にピンときました。そうか、これは新しいタイプのカムコーダなんだと。

DJI Osmo Pocket


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Image: Adam Clark Estes(Gizmodo US)

これは何?:ジンバル付きのコンパクトなビデオカメラ

価格:350ドル(日本では税込4万4900円)

好きなところ:素晴らしい手ブレ補正&秀逸撮影モード

好きじゃないところ:暗所撮影がいまひとつ

シンプル&スピーディー

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Image: Adam Clark Estes(Gizmodo US)

Osmo Pocketは、Mavic Airに搭載されている改良済4Kカメラシステムを、うまい棒よりちょっと小さいサイズの棒にくっつけた350ドル(日本では税込4万4900円)の端末。この棒が、なんとも握りやすくてフィット感はマル。

タッチスクリーンが搭載されていますが、これもカメラ同様にかなり小さいく切手サイズです。端末にあるボタンは2つ。1つは録画ボタン、もう1つは電源兼モード切り替えボタン。スマートフォンやアクセサリに接続する用のポートが1つあり。このシンプルさが可能にするのは、撮影までの素早さです。ポケットから取り出して撮影開始するのにかかる時間は、わずか3秒ほどでした。

撮影開始が簡単なら、撮影そのものも簡単です。自動モード(デフォルト)で、ホワイトバランスもアパーチャーもおまかせ。自分で調整したい人は、ユーザーが全設定を調整できるプロモードもあるので心配無用。ただ、ボディが非常に小さいので、バッテリーは期待できません。4K撮影なら2時間が限界です。また、バッテリーは取り外し不可なので、予備を準備しておくこともできず。少々、制限はあるものの、まぁなんとかなるレベルでしょう。

ここでちょっと強調しておきたいのは、Osmo Pocketは、ただのOsmoシリーズではないということ。DJIは、2015年からハンドル付きの4KカメラOsmoを作っています。ただ、今までのOsmoシリーズは、Osmo Pocketに比べるとかなり大きい。すでにディスコンのOsmo初代と比較しても、Osmo Pocketの最大の違いはやはりサイズです。

Osmoの名がつくものには、Osmo Mobile 2もあります。これは、お手持ちのモバイル端末をカメラとして使うジンバルで、価格は140ドル。Osmoシリーズは、どれも手ブレのない高画質動画を求めるユーザーをターゲットにしていますが、3軸ジンバルのOsmo Pocketはより撮影機材としての色合いが濃いように思います。

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Image: Adam Clark Estes(Gizmodo US)

実際に使ってみても満足度は高し。最初は、搭載のスクリーンが小さすぎてギャグかと思いましたが、いざ使ってみれば、これが強みの1つだと感じます。タッチスクリーンで撮影のショットフレームを調整するだけでなく、メニューオプションもスワイプ選択可能。

撮影オプションには、たとえば、ターゲット設定したモノを常にフレームの真ん中に収めるActiveTrackや、セルフィーモードで対象の顔を常に真ん中に収めるFaceTrackなどがあります。また、手ブレ補正を逆に控えることで、撮影者の視点をうまく表現するFPVモードもあり。

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Image: Adam Clark Estes(Gizmodo US)

これらの機能は、カメラガジェットとして重宝しますが、正直、レビュー中はデフォルトモードだけで、かなり満足できました。また、Lightning/USB-CケーブルでiPhoneやAndroid端末とつなぎ、DJIの専用アプリを連携させればお手持ちのスマートフォンをOsmo Pocketのディスプレイとして使えます。手に持った印象は、(重さは比べ物になりませんが)昔のSonyのハンディカムを思い出しました。シンプルさと、撮影までのスピーディーさは、まさに最高!

アクセサリで撮影機材として1アップ!

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Image: Adam Clark Estes(Gizmodo US)

いろんな使い方を試してみたい人は、アクセサリを使ってみたらいいと思います。今回のレビューでは、一緒に専用コントローラ(60ドル=約6,600円)も試してみました。DJIのドローンを使ったことがある人ならば馴染みのある使い勝手で操作も簡単です。

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Image: Adam Clark Estes(Gizmodo US)

こういうショットが欲しい!というのがハッキリしているユーザーであれば、カメラを上下左右にコントロールできるので必ず重宝します。その他のアクセサリには、スマートフォンを連携させるワイヤレス・モジュール、GoProぽいマウントブラケット、NDフィルター、延長スティック、ワイヤレス充電器などがあります。ワイヤレス充電器もちらっと使ってみました。

マイナス点は暗所撮影

世の何事もそうであるように、良いことだけでは終われません。カメラに搭載されているのは、 アパチャーがf/2.0の1/2.3センサー。お日様の下では問題ありませんが、日が暮れてくると苦戦です。暗所撮影では、ノイズが入り、細部が欠如してしまいます。暗いところで動きのあるショットを撮れば、素人目にはわからないでしょうが、玄人にはバレてしまうノイズが残ります。カメラが小さくし、軽さ、素早さを実現したぶんセンサーにしわ寄せがいっているのでしょう。

スマートフォンでの撮影からステップアップした人向け

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Image: Adam Clark Estes(Gizmodo US)

Osmo Pocketは、どういうシーンに向いているのでしょう? 考えた結果、なんでもOKという結論に。友達や家族の誕生日会でも、旅行でも、コンサートでも、子どもの運動会でも。スマートフォンが世に出る前にハンディカムを使っていたシーンであれば、Osmo Pocketはしっくりきます。昔のハンディカムとスマートフォンを足して2で割って、必要なところをアップデートした、それがOsmo Pocketです。忘れちゃいけないのは、DJIがアクションカメラではないと念押ししていること。ジンバルがけっこう繊細なので、ラフに扱うのはダメ!

動画撮影が好き、趣味というユーザーならアリだと思います。とにかく使い勝手がいいです。しかも、名前の通りポケットサイズですから、いつでもどこにでも連れていけます。350ドルという価格がちょっと高い気もするけれど、スマートフォンでの撮影からレベルアップしたいならいい投資になるのでは?

まとめ

・3軸ジンバルの素晴らしいミニカメラ!

・大抵のシチュエーションでは手ぶれ補正がすごい

・暗所撮影が苦手

・注意:アクションカメラではない

・350ドル(日本では税込4万4900円)はちょっと高い

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DJI Osmo Pocket – スタビライザー搭載ハンドヘルドカメラ – DJI

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