ワシントンDCでネズミが大量発生。繁殖力/適応力共に天才的

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ワシントンDCでネズミが大量発生。繁殖力/適応力共に天才的
Image: Wikimedia Commons

ネズミ、本当に怖いわ…かわいいとか言ってる場合じゃないの。

ワシントンDCが深刻なネズミ被害に頭を悩ませているそうです。どれくらい深刻かって? 首都を大混乱させるようなネズミの大発生で、政府がネズミ問題を「最高水準」にするくらいのなのだそうです。

AP通信によると、DC地区はRattus Norvegicus(いわゆるドブネズミ)の蔓延による深刻な問題に直面しており、その数はニューヨークやロサンゼルスに追いつくほどといいます。

害虫/害獣駆除会社のOrkinが、年間の新規問い合わせ電話を元に計算したところ、ワシントンはアメリカのネズミ王国第4位に位置します。これはロスアンゼルスとニューヨークに次いで多いということになります。1位は4年連続シカゴです。

ニューヨークの地下鉄に潜むモンスターほどではありませんが、ワシントンの齧歯類が着実に数を増やしているという証拠は山のように見つかっています。9月には、ドブネズミが火災警報を鳴らし住民をアパートから避難させる様子をとらえたセキュリティビデオがネット上で広まりました。

ネズミが問題視されるのは繁殖の速さだけではありません。その適応力には目を見張るものがあります。保健省に努めるアンドレ・ピットマン氏がPA通信に対して次のように話しています。

ドブネズミはすべてに適応できるのです。その才能は天才的で、ドライアイスからに至るまで。

まさに手の打ちようがない、とはこのことでしょう。

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Image: Pablo Martinez Monsivais (AP)
ネズミの巣捜索の様子

この地域のネズミの人口が深刻な問題であることはすでにわかっていました。ワシントン・ポストが8月に伝えたところによると、ワシントンDCでは2017年に5,300件以上ものネズミ関連の通報があったそうです。これは前年より50パーセントも増えた数字になります。地方特別区議会の副議長を務めるMark Eckenwiler氏は、DCの齧歯類問題を「終わりなき戦い」と書いています。

2017年にもっとも多くの苦情が寄せられた地域はペットワースで、次にコロンビアハイツ。キャピトルヒル、ニア・ノースイースト、16番ストリートハイツ、ローガンサークル、パークビュー、Uストリート、ショーとなっています。これら地域における、ネズミ関連の苦情問い合わせは前年度と比較して43パーセントも上がっています。

16年から17年にかけて、この地域では齧歯類の苦情が25パーセントから74パーセントに増加しています。今年も再び数字の増加がみられるでしょう。

ネズミは悪名高い生存者で、年間を通して繁殖することができますが、DCのおだやかな冬がさらなる繁殖を手助けしているのは明らかでしょう。気候だけでなく、この地域の人口増加もネズミ問題の増加につながっています。保健省の齧歯類管理部門に務めるGerard Brown氏は「裕福層が増えればレストランの増加につながります。必然的にゴミが出るので、ネズミのエサが増えることになるのです」とAP通信に話しています。

森に生息する野ネズミはかわいいですが、ドブネズミとなると病原菌の恐れもあるので心配になりますよね…。私はディスカバリーチャンネルの「Rats」というドキュメンタリーを見て以来、本当にドブネズミが怖いです。ネズミの体内から取り出された得体の知れないでかい黒い幼虫らしきものは忘れられません…。

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