昔はいろいろ遊んだものです。
最近のiOSは機能面での制限を感じることがほとんどなくなりましたが、昔はいろいろと機能不足が散見されたのです。そんな時に、パワーユーザーはCydiaによる脱獄で対処したものですが、そのCydiaのアプリストアの購入機能がシャットダウンされることが決定しました。
今回の決定は、PayPalの認証に関するバグの発覚に引き続き発表されました。しかしストアの閉鎖の決定は、脱獄業界が徐々に衰退していったことも大いに関係しているはずです。つまり、もうiOSでは脱獄をするまでもなく、さまざまな機能が利用できるようになったのです。
Cydiaの創立者の"Saurik"ことFreeman氏によれば、Cydiaは購入機能を停止するもののストアを停止するわけではないとしています。また、正式な声明は今週中にも表明するそうです。つまり、Cydiaは使えるけれども新規の販売や購入はできなくなる、というのが現状のようですね。
かつてのiOSではテザリング機能が実装されておらず、脱獄で同機能をONにするのは定番のカスタマイズでした。さらにキーボードやアプリ表示をカスタマイズしたりと、CydiaではまるでPC用ソフトウェアのようにiOSをカスタマイズできたのです。また、どの機種で脱獄に成功!というニュースでも盛り上がりましたね。
繰り返しになりますが、現在のiOSでは脱獄してまで追加したい機能はほとんどなくなりました。これも時代の流れなのか……古くからのiOSユーザーにとっては、ちょっとさみしくもありますね。
Source:TechCrunch via The Verge