実物大の1/1ラジコンがあったら、こんな感じなのかな!
スマートフォンにしても、モバイルPCにしても、デジカメにしても、コンパクトだけどプレミアム感たっぷり。そんなプロダクトが増えてきている昨今です。いいですよね、小さくても完成度の高いガジェットって!
クルマでいうとMINI(ミニ)ですね。2001年にBMWの傘下に入ってからのMINIは、安全性能を高めることも関係してサイズアップ。同時にゴージャスな装備もまとって、THEプレミアムコンパクトカーとしての立場を明確にしました。
そして現在に至るまで、デザインテイストはほとんど変えず歴史を紡いできたんですよね。
進化した「つながる」MINIのガジェット感

そんなMINIですが、テクノロジー面の進化も見逃せません。現行のラインナップには「MINI Connected」という機能を搭載しており、iOSアプリと密接な連携が可能です(2018年10月12日にリリースされた「MINI Connected」アプリはiOSのみ対応。Androidは未定)。これがめちゃくちゃ便利! iPhoneの延長線上にMINIがある感じで、MINIのガジェット感がグッと高まるキーテクノロジーになっているんですから。

例えば車外の、離れた場所からでもドアのロック/解除、ヘッドライトのオン/オフ、車両位置までのナビゲーション、ベンチレーションの操作が可能ときた。プレミアムコンパクトカーといっても3ナンバーのクルマです。そんな存在感たっぷりのプロダクトがiPhoneから下したオーナーの命令に従うその様子を見ると、可愛らしいロボットのような印象を受けるんですよ。
MINI Connectedから目的地をセット

車内に乗り込んでからもMINI Connectedは大活躍です。アプリで目的地を検索しておいて「車両に送信」をタップすると情報がMINIに転送され、車両側のナビゲーション画面に目的地が登録されるんです。

MINIに乗り込むまでに検索しておけば時間の短縮になりますし、同乗する家族や友人に行き先を委ねたいときも便利ですねこれは。
ストリーミングサービス連携でドライブ中のBGMもバッチリ

昨今、クルマに接続したスマホ内の音楽ファイル再生は当たり前のことですが、MINI Connectedはもう1歩先に行っています。

SpotifyやApple Musicなどストリーミングサービスのアプリと連携して、MINIのセンターディスプレイから配信中のプレイリストやアーティスト、曲を選べるのです。
パートナーとドライブしているとき、周囲の景色に合わせて曲を選択したくなるじゃないですか。今まではスマートフォンを手にとり、スマートフォンの画面から曲を選択しないとダメでしたが、MINI Connectedはセンターディスプレイを直接タッチしてセットできちゃう。It’s smart!
ほかにもニュースや天気予報、カレンダー機能と連携しています。ニュースに関しては読み上げ機能もありますよ。
SIM内蔵MINIだから可能なサポートサービス

もしもアプリで目的地が探せなかったときでもご安心を。MINI Connected環境を実現するために、現行のMINIには専用のSIMが内蔵されています。このSIMを使って車内から「MINI ドライバー・サポート・デスク」に車内からフリーハンドで電話をかければいいのですから。
24時間休みなく、MINIとMINIのドライバーをアシストしてくれるパーソナルアシスタント(AIではなく生身の人間の方です)に知りたい情報、行きたい場所を伝えると、適切な目的地をMINIのナビにセットしてくれます。実際にやってみましたが、とっても丁寧な対応! 車両を止めて、地図を見て…なんて時代は終わったんですね。

万が一のトラブルのときもMINIなら安心。エアバッグが作動するような事故が起きたときは自動的にコールセンターに電話がつながり、事故状況や乗員数、モデル名などを救急機関に伝えてくれます。事故ではないけど、急に体調が悪くなったときもSOSボタンを押すことで同様にサポートしてくれます。
またMINIのコンディションは定期的にディーラーに伝えられるようになっていて、消耗品の交換時期がくるとディーラーへの入庫を促してくれますよ。
ドライバーは常日頃からクルマのコンディションをチェックしなければなりませんが、「そのうちそのうち」とメンテナンスを後回しにしてしまうと大変。MINIがディーラーに行きたいといったら、ハンドルをディーラーの方角に向けましょうね。
目移りしてしまうラインナップ。どれがいい?

現在MINIは、3ドア、5ドア、オープンカー(MINI CONVERTIBLE)、ワゴン(MINI CLUBMAN)に加え、ダート(未舗装路)も軽やかに走れるコンパクトSUV(MINI CROSSOVER)の全5タイプがラインナップ。3ドアと5ドアのONE、Victoria以外はMINI Connectedが搭載されています。
今回僕たちが会ってきたのはMINI CROSSOVER。

アグレッシブな性格を示すように、MINI CROSSOVERは筋肉質的なデザインとなっていますが、ボンネットとグリルの位置関係や、キュッとまとまったテールなどなど、どの角度から見てもやっぱりMINIだなあと感じるんですよね。

MINIは、さまざまなオプションでボディカスタマイズできるのも魅力。ボディカラーだけじゃなく、ルーフカラーやボンネットストライプなど、自分だけのデザインを持つ楽しさがあるんです。そんなところもガジェットっぽいですよね。

僕たちをワクワクさせてくれるMINIは、MINI Connectedによって使い勝手も一段と向上しました。ユーザーインターフェースを身近に感じられるものにし、扱いやすいアプリも用意して、クルマとドライバーの距離をもっと近づけて、シームレスな体験を提供してくれます。ハンドルを握る前からドキドキできちゃうなんて、いい時代だなあ。
MINIは、プレミアムコンパクトなクルマとしての魅力が強烈なのはもちろんのこと、先端技術でも僕らに寄り添ってくれる存在となってくれそうです。
Source: MINI