サンフランシスコに『ミニオンズ』みたいなデザインのデリバリー・ロボットが転がり込むよ

  • author Jennings Brown - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岡本玄介
サンフランシスコに『ミニオンズ』みたいなデザインのデリバリー・ロボットが転がり込むよ
Image: Postmates

ロボット嫌いの市民に受け入れられるか……?

来年、『ミニオンズ』のように見えるロボット宅配便がアメリカの街にやって来る可能性があります。12月13日のこと、サンフランシスコの配達サービスPostmatesより、2019年にいくつかの都市で展開させたいとする半自律型メッセンジャー計画の発表がありました。

「サーブ(Serve)」と名付けられたこのロボットは、Postmatesが独自にデザインしたもの。22.7kgの荷物を保冷箱に詰め込み、1回の料金でおよそ48kmの距離を運ぶことができます。目的地に到着すると、ユーザー自身が携帯電話で蓋を開けたり、指定の場所で人間の配達員に中の食料を引き渡すという使い方になります。

人優先な運転システム

「サーブ」がナビとして使うセンサーはライダーLIDAR=レーザーを使ったレーダーみたいなもの)と、遠隔地で人が監視するカメラです。またTechCrunchいわく、Postmatesは現時点では人間の導きに従ったりウィンカー(方向指示器)が付いていたり、他者に道を譲ったりするよう設計しているとのこと。

なぜならサンフランシスコでは、ほとんどの場所で配達ロボットが自律走行することを禁じられているからなんです。そしてPostmatesは、市の管理委員会と限定的な配達ロボに規制許可を与えるシステムを共同開発していると話しました。

SF市民はロボット嫌い

禁止の理由は、市民がこうした自律型ロボットに不安を抱き、歩道を占領することを好ましく思っていないから。たとえば、同じくサンフランシスコでは警備ロボ「K9」酷い扱いを受けたこともありましたし、他所ではフェニックスで起こったWaymo自律走行車に対する嫌がらせも確認されています。

あとサンフランシスコの道路事情ですね。とにかく坂道が多く、歩道もそんなに広くない上に住民と観光客も多いのと、路駐スポットを見つけるのが至難の業という、街や道に対するストレスを市民が常に溜め込んでいるのも一因ではないかと思います。その捌け口が、物言わぬロボットなのかなと。

愛らしさは対抗措置か?

Postmatesはそれらを踏まえて、愛らしいデザインにしたのでしょうか? この目を見たら、なんとなく蹴り倒したり、中の物を盗むのは気が引けてきそうな気がしなくもありあません。

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Image: Postmates

米Gizmodoは、Postmatesに対して故意に『ミニオンズ』に似せて人々の敵意を失わせるようにデザインしたのかどうか? と質問状を送り、いまだ返答を待った状態でいます。ですが代わりに、広報担当者は次のように述べています。

人が人と関連付けられる美しいデザインと、人々が簡単かつ迅速に理解できるヴィジュアル言語を作らなければいけなかったのです


なんとなく版権とか大人の事情が気にならないでもありませんが……『ミニオンズ』は愛されるキャラクターですもんね。ポップな色合いとクリクリお目々だったら、無機質なデザインよりよっぽど情が湧きやすいかと思います。

Source: Postmates, TechCrunch, ZDNet, The Guardian, EATER, azcentral

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