製品化を渇望。
残念ながら、プロジェクトが終了してしまったIntel(インテル)のARグラス「Vaunt(ヴァント)」。しかし気になることに、この技術と特許を同じくARグラスを開発しているNorthが購入したのです。
まずVauntとは、通常のメガネのような形をしながら「眼球にレーザーでイメージを照射する」のが特徴。だから目の焦点をずらすことなく、自然なAR表示が楽しめる…というプロジェクトです。レーザーと聞くと安全性が気になってしまいますが、実際のデモを見ると特に問題はなさそう。
そしてNorthは、同じく通常の眼鏡型のARグラス「Focals」を発表しています。Focalsではメガネのグラス部分に「つる」からイメージを照射するという、わりと一般的な表示方式。さらにAIアシスタント「Alexa」にも対応しており、音声でのコントロールに対応しています。
現時点では、FocalsとVauntのどちらが将来性がある技術かなのかは、決めることができません。Focalsではより大きく、さらにカラフルなイメージを照射できるというメリットがあります。一方で、Vauntは赤一色のレーザー表示。これはこれでかっこいいのですが、まだまだ発展途上の技術という印象は否めません。
しかしNorthがVauntの技術と特許を買収したことで、さらにARグラス開発の選択肢が広がったことは好ましいことです。またFocalsは999ドル(約11万円)にて注文が可能ですが、よりお求めやすいARグラスの登場にも期待したいところです。
Source: The Verge