タイタニック号の発見は、ロシアを欺く軍事行動の隠れみの。裏があったね、やっぱり。

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  • author Rhett Jones - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岡本玄介
タイタニック号の発見は、ロシアを欺く軍事行動の隠れみの。裏があったね、やっぱり。
Image: Wikimedia

この話も映画化するべきでは?

1912年に沈没した英国郵便汽船タイタニック号、この事故は長年に渡り、数多くの不合理な陰謀論を生み出してきました。その後、1985年に発見されたわけですが……発見の裏には、軍事的な隠蔽工作があったことが判明したというのです。

CBSの新しい報告によると、当時海底からタイタニック号を見つけたチームは、実は行方不明になっている2隻の原子力潜水艦を探す任務を帯びていたというのです。

タイタニック号を発見した調査チームを率いた、海洋学者のロバート・バラード氏は、1985年に何が起こったのか、ついに真実を語りました。

タイタニック捜索の裏には何が?

バラード氏は冷戦時代から海軍のため、極秘調査をいくつも実行してきた人物。CBSのインタビューにて彼は、自身の生涯の夢であるタイタニック号探索のためサイエンス方面からの助成金を得られなかったので、海軍に協力を頼むことにした、と語りました。

そこでバラード氏は、アメリカ海軍作戦部のロナルド・サンマン幕僚副長に尋ねたのでした。サンマンはバラード氏をクレイジーだと思ったものの、海軍のために何かしてくれるのであれば、協力してやっても良いと同意します。

なぜならちょうど海軍は、1960年代に行方不明になった2基の原子力潜水艦スレッシャースコーピオンを探したかったのですが、かつての冷戦時代にロシアやその他の機関と海の中で鉢合わせしたくなかったため、ずっと放置してきた、という事実があったからなのです。

バラード氏はCNNにこう語っています。

我々は潜水艦がどこにあるか知っていました。軍はそれら核兵器や原子炉が環境にどのような影響を与えていたか興味を持っていたので、私にロシアに追跡されることなく現場に戻って欲しかったのです。

バラード氏にとっては、まさに渡りに船。ですがこの計画は、潜水艦の探索ミッションを隠蔽するべく、報道陣にはタイタニック号の捜索についてのみ言及され、敵国に悟られないように遂行されました。そしてバラード氏は先行してスコーピオンを見つけることに成功し、計画の残り12日間の中で、彼自信の夢を叶えることに成功したのでした。

スコーピオンをマッピングする過程で、どうやってタイタニック号を見つけられるかを学びました。それは破片の痕跡を探すことだったんです

喜びはすぐさま悲しみに変わる

チームは8日後にタイタニック号を見つけたものの、そこが船と共に沈んだ1,500人の墓地になっていることから祝賀会は急遽取り止めに。彼らは英雄として家に帰ってきたものの、本当のミッションについては口を閉ざし続けなければいけませんでした。

発見が発表されたあと、海軍の広報担当者はThe New York Timesに対し、「海軍は新しい水中設備のテストに興味があったので、プロジェクトに資金を提供しただけ」と語っただけでした。

普段我々が知りえない、闇のプロジェクトが多々あることからすると、このミッションは比較的無害な隠蔽だったと思われます。普通の人たちからすると、海軍の原子力潜水艦よりタイタニック号の発見のほうが驚くべきニュースですもんね。

Source: HISTORY, Wikipedia, CBS News,CNN, The New York Times

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