鏡面仕上げのフューチャリスティックなロケットになります。
アートと人類のため、SpaceXの旅客ロケットで月へ向かう、ZOZOTOWNの前澤友作CEO。そのSpaceXのイーロン・マスクCEOが、次の宇宙船「Starship」を製造中だと明かし、「来年の3月か4月にはテスト飛行をさせたい」とつぶやいています。
I will do a full technical presentation of Starship after the test vehicle we’re building in Texas flies, so hopefully March/April
— Elon Musk (@elonmusk) 2018年12月22日
Atlas Vロケットと共通している主なデザイン要素は、ステンレススチールだけなんだ。とはいえ僕たちは違う合金を使っているけどね。300系ステンレス超大好き<3!
テキサスで作っている試作Starshipが飛んだら、技術的なプレゼンをするよ。願わくば3月か4月かな
徐々に全貌が明らかに
Top画像が「Starship」のコンセプト画像なのですが、これは元来「Big Falcon Rocket」(または俗称で「Big F*cking Rocket」)の略である「BFR」の上段ロケットの名前を改めたものなんです(下段はSuper Heavy)。
CNETによりますと、イーロン兄貴はブースターが大気圏に再突入する際に機体が高温にさらされるときを指し、「高温の場合、鉄はカーボンより良い性能を発揮する」と話していると伝えています。そして外装は塗装するには熱すぎることから、「写るものを最大限に反射するステンレス鏡面仕上げ」にするとも。加えてエンジンはSpaceXの次世代型ロケットエンジン「ラプター・エンジンになる」とも話しているとのことです。
さらにEngadgetいわく、「Starship」のテスト飛行は2012年に行なわれた、ファルコン9のときのグラスホッパーみたいな短い弾道飛行の試験になるのではないか? と伝えています。
直径9mになるであろう「Starship」は、当初2019年後半に完成すると考えられていましたが、テキサスの施設周辺に住む住人らは、ロケットの部品が運び込まれている様子も目撃していますし、もっと完成が早いようです。周回軌道は2020年を予定していますが、もしかしたら、少し前倒しになるやもしれません。もちろんすべてが上手く行けば、の話ですけども。
ツイートの鬼が写真を投稿
そしてイーロン兄貴は、製造中である「Starship」の写真と、テキサスにあるSpaceXのボカ・チカ発射試験場にあるアンテナの動画を投稿しています。
Stainless Steel Starship pic.twitter.com/rRoiEKKrYc
— Elon Musk (@elonmusk) 2018年12月24日
At SpaceX Boca Chica launch site in Texas pic.twitter.com/MtxkuhDDdE
— Elon Musk (@elonmusk) 2018年12月23日
横に停めたピックアップ・トラックと比較すると、大きさのスケールが大体わかりますね。さすが元「Big F*cking Rocket」です。まだ2028年の話ですが、「火星基地アルファ」と地球を往来するロケットは、この「Starship」がベースになるのかな? なーんて思いました。