Vizioサウンドバーレビュー:Dolby Atmosがお手頃に。 素晴らしき1台

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  • author Adam Clark Estes : Gizmodo US
  • [原文]
  • Kaori Myatt
Vizioサウンドバーレビュー:Dolby Atmosがお手頃に。 素晴らしき1台

サウンドにとことんこだわるあなたに。

サウンドバー、ひとつ欲しいとは思っているんですが、なかなかそこまで手もお金も回りませんよね。ドルビーサウンドが自宅のリビングで実現できるなんて夢みたいなガジェットは映画好きにはたまらないでしょう。最近は携帯端末からの連携のよさもどうやらサウンドバー選びのポイントとなりそうです。

ドルビー対応サウンドバーのレビューと慎重な選び方やポイントを米GizmodoのAdam Clark Estes記者が細かにお届けします。


映画館のドルビーサウンドが自宅にやってくる

2012年に登場してから、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)はこれまで映画館でしか体験することのできなかったオーディオサウンドでした。いわゆるドルビーサウンドですね。でも最近ハイエンドなサウンドバーではこの高品質なドルビーサウンドを体験することができるようになってきましたね。それでもいままで価格は1000ドル(約12万3000円)くらいはしていましたが、なんとこのVizioは500ドル(約5万6400円)台でこれを実現してくれます

新しいVizio 36インチ 5.1.2 Home Theater Sound Systemは、お手頃な価格であなたのリビングルームをドルビーサウンドで満たしてくれます。Vizioシステムは音を上に向けて放射するため、サウンドは立体感をおびます。これによりリアルな体験が可能になるのです。スピーカーを直接天井に取り付けることにより、ドルビーサウンドシャワー効果を得ることもできます(天井取り付けは高価で面倒ですが...)。Vizioシステムは、テレビとふたつのサテライトスピーカーをワイヤレスサブウーファーにつなげてくれます。 箱から取り出して映画を見ることができるようになるまでの所要時間は約10分という手軽さ。


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Dolby Atmos対応 VIZIO 36インチ 5.1.2 Home Theater Sound System

これは何?

Dolby Atmosがついたサラウンドサウンドシステム


価格は

500ドル(約5万6400円)


好きなところ

音響が底抜けに素晴らしいところ。


好きじゃないところ

最高のサウンドを体験するにはDolby Atmosのコンテンツが必要なところ

大いなるアップグレード

ぱっと見、500ドルのVizioシステムはDolby Atmosのついていない2017年の36インチのVizio 5.1 SmartCast Soundbar Systemとなんら変わりはありません。この手のモデルなら200ドルから230ドルで購入できます。Vizioによれば、2018年バージョンのサウンドバーにはバーチャル3Dサラウンド DTS Virtual:Xもつく予定とか。

ドルビーがついたVizioサウンドバーとついていないものでは、実は外観はほとんど変わりません。両サイドがシルバーで、ボルトどめされ、スピーカー本体部分は布製。長さは91センチ、高さは6.35センチ。上部には制御のためのボタン類がついています。他のボタンや接続ポート等はすべて背面と底部に隠されています。サウンドバーにはワイヤレスのサブウーファーが付属しており、高さは30センチ以下。またビールの中ジョッキくらいの大きさのサテライトスピーカーもついています。

ですが、新しいVizioサウンドバーシステムには大きなアップグレードが施されています。まずはVizioによればDolby Atmosなしのタイプは、スピーチサウンド向上のための新しいドライバーを搭載しています。また左右のスピーカーには低音を増強するためのパッシブ・ラジエーターが追加されているようです。新しい36インチのサブウーファーは少し大きくなっており、超低音30Mhzのバスもきれいに奏でてくれます。

でも、なにより新しいVizioのシステムの売りはDolby Atmosでしょう。より鮮やかできれいな音声のDolby Visionコンテンツがどんどん増えていくにつれ、対応する機器も増えていくのですから。ドルビーはリビングルームに映画のような臨場感をもたらしてくれるサウンド効果です。Dolby Atmosが市場に姿を現したのは2012年のことですね。 オーディオトラックの最大数は128。映画館では複数のスピーカーをさまざまな箇所に埋め込んでまるで映画の中にいるかのような臨場感を演出しています。数多くのスピーカーを使用して、完全な多次元音響環境を作り出すサラウンドサウンドとはまったく違う手法です。“オブジェクト”として音を配置することにより、位置情報とタイミングを音源に追加する空間メタデータもまた、複雑な場所に基づくサウンドやパンニングなどのオーディオ効果を作り上げてくれます。そもそも音はさまざまな方向へと放射される性質を持っています。また実際に音が鳴っている時の状態を模倣します。新しいこのドルビーのホームシアターバージョンは、ここまで複雑なものではありません。組み合わせるスピーカーはせいぜい5つ。ですが、ダイナミックなオーディオを実現するという理念では共通しています。

Atmos版とそうでないバージョンとの違いは?

Atmos効果を得るために、Vizioでは上向きのスピーカーを2個追加しています。サウンドバー自体にもさらにアンプチャンネルを追加してもいます。スピーカーから放たれたサウンドは天井で屈折して降り注いでくるという具合です。どうです、聞いただけでもよさそうですよね。ドルビー以外の部分に目を向ければ、新しいVizioシステムにはAtmosの競合であるDTS Master Audioコーデックとバーチャル3Dサラウンド技術DTS Virtual:Xも搭載されています。 まあすべてついてても損はしませんよね。

残念ながら、Atmos版の36インチVizioサウンドバーとAtmosつきでないバージョンを直に比較することはできませんでしたので、サウンドの違いを体験することは叶いませんでした。でもDolby Atmosのある2018モデルは、より未来に対応しているといってよいのは確かです。ハードウェアもソフトウェアも刷新されており、Dolby Atmosのついたこの新しいVizioサウンドバーは今までと一味違った感じで音響を浴びることができる逸品なことに違いはありません。Atmosメディアとそうでないメディアを比べて試したところ、その効果は歴然としていました

大ボリュームじゃなくたって、サウンドは体にまとわりつくようにあなたを包み込みます。単にサテライトスピーカーから副音声が流れてくるなんてレベルではないですし。例えば『マッドマックス 怒りのデス・ロード』をDolby Atmosで鑑賞したところ、砂漠を走り抜ける車の爆音が頭上から降りかかり、まるで実際に轢かれたような気分に浸れます。爆発した時なんか最高のサウンド。これと比較してDolby Atmosでない『トロン: レガシー』は、シンプルに言えばまさに2次元という感じでした。まあ3次元じゃないんだから2次元ですね。オーディオはスピーカーから直で流れ出し、髪が逆立つような鳥肌モノの体感は2次元では味わえません。

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Dolby Atmosは未来への投資

Dolby Atmosに投資するかしないか。それはやはりこの音響体感を重視するかしないか、それにつきるでしょう。でもブルーレイにしろ、ストリーミングにしろ、テレビ放映にしろ、すべてがAtmosで提供されているわけではありません。 まだまだ新しいテクノロジーです。特にホームシアター市場は特に始まったばかり。『トロン: レガシー』のように、音響を期待して見ようと思っている映画にDolby Atmosサウンドがついていなかったりしたら、やはりそれはがっかりしますよね。せっかくDolby Atmos狙いでVizioを購入したのにメディアについてないんじゃ使えないです。でも、時代の流れにより、これからはどんどんDolby Atmos対応のメディアが登場してくることは予想できます

Atmosを抜きにしても、Vizio 36インチ5.1.2 Home Theater Sound Systemは、操作性が抜群です。HDMI ARCで接続すれば、テレビはシステムをすぐに認識してくれます。その後は普通のテレビリモコンで操作できちゃいます。でもちゃんと独立したミニリモコンも付いてきますので、設定などはこちらを使った方が楽に行えます。サラウンド効果を高めたり、イコライザをいじったりして自分の好きな感じに音響を調節できるのです。Vizioには自動ボリュームコントロールや、 ナイトモード(aka.ご近所さん配慮モード)など、便利な機能が搭載されています。状況に応じて使い分けができるというわけですね。 大音響が続くような場面では自動ボリュームコントロールをオンにしておけば、耳をつんざくような大音響が続けて発生する際にも耳を守ることができるというわけ。

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Chromecastで接続性も抜群

Vizioシステムの最大音量は101デシベルにもおよびます。大きなリビングルームではその音量をいかんなく発揮してくれるでしょう。ですが、うちのちっちゃなアパートでは、フルボリュームのだいたい15パーセントまでしかあげなくても楽しめました。これはサラウンドサウンド効果が音に浸らせてくれるからに他なりません。Sonos Beamなど、他のサウンドバーも試しましたが、音量は大きくはなるものの、ボリュームを50バーセントほどもあげないとならない感じだったと思いますから、低ボリュームでも質の良い音響を楽しめるんですね。

VizioにはChromecastがビルトインされているため、 サウンドシステムの他の音源の再生も簡単なんです。携帯やコンピュータだけでなく、Google Homeからスピーカーに音を出力させることができます。 もちろんおなじみのBluetooth接続も可能。

それでも迷ったら、まず自分に問いかけてみましょう。まずは機能面。36インチのVizioシステムの外観が気に入ってるけどあまりお金をかけたくないなら、去年のモデルで我慢するのもいいでしょう。でもお金はないけどDolby Atmosが気になるんだったら、Vizio 5.1.2 Home Theater Sound Systemがオススメです。

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どれを選ぶかはあなた次第

あとはどれだけDolby Atmosにお金をかけたいと思えるかです。Atmosがついているオプションで次に安価なのは、 SONYサウンドバー 2.1ch Dolby Atmos対応ホームシアターシステムですね。これならサブウーファーがついて、600ドル(国内では実売価格5万円より)です。でもこれにはサテライトスピーカーはついてきません。 Dolby Atmos対応のSamsung5.2.1 サウンドバーシステムなどは、1500ドル(約17万円)はします。またYamahaもかっこいい46のスピーカーを一体に詰め込んだサウンドバーを1600ドル(約18万1000円)で出してます。

Vizio 36インチ 5.1.2 Home Theater Sound Systemは500ドル。映画好きならぜひお部屋に欲しいアクセサリですね。現在のところ、これよりも安価なDolby Atmos対応システムはありません。何か新しいものを買おうとしているなら、300ドル(約3万4000円)のAlexa音声アシスタントつきPolk Command Soundbarにするか、400ドル(約4万5000円)のSonos Beamにするか。臨場感あふれる音響にお金を注ぎたいか注ぎたくないかはあなた次第。

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