現金ってなんすか?

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現金ってなんすか?
現金、まだ使ってるの? Image: Gettyimages

最後に現金使ったのいつですか?

ネットショッピングが増え、カード使用も当たり前で、コンビニや電車、タクシーでも電子マネーが使える今日この頃。現金を使う機会はメッキリ減りましたね。今年は、PayPayが大きく話題になりました。さて、電子決済最先端とも言えるアメリカでは、日本以上に現金を使わないライフスタイルが普及しています。クレジットカードはもちろん、Apple Pay、Google Wallet、Facebook Messengerに、Zelle、Venmoなどなど。お店の支払いだけでなく、個人間の送金も非常に簡単、スピーディにできるアメリカ。ニューヨークに住む米GizmodoのSong記者は、ある日、ふと思いました。現金ってなんだっけ?


コインランドリーが嫌い。嫌いな理由は、洗濯するのが面倒だからではなく、私が使う近所のランドリーは現金しか使えないから。洗濯物が終わるのを待ちながら、ふと考えました。あれ、このコインランドリー以外で現金使うことあるっけ?

Apple Pay、クレジットカード、Venmo、PayPal、Zelle、Autopay。私が支払いに使うのはこれらのサービス。食事も家賃もあれこれ買い物も全部このどれか。テクノロジ進化のおかげで、銀行にいくことも、ATMを探すこともなくなりました。Apple Watchユーザーなら、手首ピで支払い完了。私がお昼によく行くお店は、先日、ついに「現金は使えません」の張り紙がでました。そういえば、ストックホルムのABBA博物館もキャッシュレス。現金は使えなくなる世界。これが今の時代の1つの流れなのでしょう。

Pew Research Centerの調査レポートでは、アメリカ人の29%が週1度も現金を使うことがないという結果がでました。2015年の調査では24%、ゆっくりではありますが確実に増えています。逆に、現金を使う人の割合は24%から18%に減少。また、現金を常に携帯している人の割合は53%(2015年から3%減)。これまた逆に言えば、およそ半分の人は1円も現金を持たない生活で平気ということです。私もこの現金持たない側の人間。

ニューヨークは比較的治安がいい街ではありますが、それでも100ドル以上の現金を持って歩くのは不安。大きな額で現金オンリーと言われると、トラッキングできないお金のやりとりにドキドキします。正直、ATMどこだっけ?なんてやってられませんし、もしお財布落としても、カードキャンセルして、不正利用をレポートすればOK。ちょっと面倒ではありますが、失うものはありません。

洗濯物待ちながら、ぼーっと現金なしのライフスタイルを考えていると、現金持たないのってありなの?ダメなの?という疑問が浮かびました。最近、現金がなくて困ったことと言えば、ある駐車場での出来事。その日に限って、何か不具合があったのか駐車場に「現金オンリー」の張り紙がありました。彼氏も私もキャッシュレス生活なので、手持ちは一切なし。あれこれ考えたあげく、近くに住む友人に現金25ドルを借りました。ちなみに、借りた瞬間に個人送金サービスのVenmoで返しましたけど。

駐車場での一件から学び、少しは現金持ち歩くべきなのでしょうか? それとも、キャッシュレス生活を続け、世の中から現金という概念が薄れていくのに拍車をかけていくべきなのでしょうか?

現金、使ってますか?


キャッシュレス派の人なら、Song記者の気持ちがわかるはず。私(そうこ)も現金持たない派です。先日、こんなことがありました。アメリカにて、とあるアイスクリーム屋さんでアイスを選んでいた時のこと。列の前に並んでいた親子が「Apple PayかVenmoありますか? アイス代、立て替えてもらえませんか?」と言ってきました。どうやら、お店の読み取り端末が物理的に壊れていたらしく、Apple Payが使えないと。iPhoneだけ持って、4歳の息子と散歩がてらアイスを食べにきたという男性。注文したアイスが目の前にでてきているのに支払いができない。この状態で4歳の息子に「やっぱ、アイスなしでーす!」とはさすがに言えず。そこで、私が親子の分も一緒にクレジットカードでお会計、その場ですぐに男性がVenmoでアイス代金を送金してくれました。考えようによっては、お金の貸し借りではなく、お金の形態を交換しただけともとれますね。お店だけでなく、個人間送金も無料で、それも一瞬でできるなら、思ってしまいますよね。現金ってなんすか?

訂正[2018/12/17]誤字を修正しました。

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