陸上最強の動物を撃退するスプレーで従業員が?
ニュージャージー州の倉庫で働いてたAmazon(アマゾン)の従業員が、クマ撃退スプレーを噴射され、24人が近隣の病院に搬送されました。うち、ひとりが重症になったそうです。
唐辛子スプレー
The Washington Postによると、事故が起こったのは先週水曜日の午前8時50分。倉庫3階の自動マシンが、クマ撃退スプレーの缶にぶつかって噴射したといいます。このクマ撃退スプレーに含まれているのは唐辛子由来のカプサイシン。刺激物です。
被害があったエリアの全従業員が安全な場所に移動され、事故にあった従業員はその場で対処されました。検査と治療のために何人かが病院に搬送されたようですが、被害者全員が24時間以内に退院できるとのこと。重体と言われた従業員も容態は安定しているそうです。
施設の機械が9オンスのエアロゾル缶にどのようにぶつかったかのかは、明らかになっていません。
Amazon倉庫は、劣悪な環境で有名
Amazonは過酷な労働環境は有名です。
今年初めの全米労働安全衛生評議会の報告書には、Amazonは危険な労働環境の会社のひとつとされており、2013年までに7人が死んでいるとさえ書かれています。「(Amazonのように)世界的に物流の業界標準を確立した会社は、人を傷つけることなく物を移動できる、いや、しなければなりません」と評議会のMarcy Goldstein-Gelbさんは米Gizmodoに語っています。
Amazonで働くのって命がけですね…。もうすぐサイバーマンデーが終わりそうなのでラストスパートで色々カートに入れているんですが、ポチりにくくなるじゃないですか…。
それにしてもクマ撃退スプレーを食らうってとんでもないことですよね。でも、それよりなにより、米Gizmodoの記事タイトルを読んだとき、条件反射的に「ついにAmazonが従業員を管理するためにクマスプレー内蔵監視自動ロボットを採用したか!」と超絶ディストピアな考えをしてしまったのが、1番ヤバイと思いました。私の中のAmazonの印象、どうなっているんでしょうね…。
Source: The Washington Post