洋服を作る、買う行為が変わるかも。VRを使った服飾デザイン技術に期待 #SIGGRAPHAsia

  • author 中川真知子
洋服を作る、買う行為が変わるかも。VRを使った服飾デザイン技術に期待 #SIGGRAPHAsia
Photo: 金本太郎

「フィット」も「ルックス」もバッチリ選びたいの。

SIGGRAPH Asia 2018に来ています! 初の東京開催ということで混んでますよ〜。記事第一弾目は、会場入ってすぐに位置していた韓国のZ-EMOTIONが開発中の服飾デザインVR。VRの中に入って、マネキンアバターに洋服を合わせていくというものでした。

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Photo: 金本太郎

ヘッドマウントをつけて、VRの世界に入っていきます。画面に映し出されるのは、フォルダや再生・停止ボタンなどなどと、Tスタンドした小柄なマネキン。身長166センチの私より随分小さく感じたので、もしかしたら子供サイズだったのかも。将来的にマネキンは体系別に用意されるそうです。

マネキンの周囲に型紙らしきものが浮いていました。リモコンを使ってフォルダの中から洋服のデザインを選び、グリップしたまま型紙に当て込みます。胴体x4、腕x2とデザインを当て込んでいきいます。再生ボタンをクリックすると、服が縫い合わされ、体にフィットしていきます。

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Photo: 金本太郎

作るひとも買うひとも使えそう

今は開発段階なので、布の素材や質感に合わせて体にどうフィットするか、どう見えるかは確認できませんでしたし、反応も遅くアラが目立ちました。フードをとってカットソーにする時なんて、フードを掴んで引きちぎる動作をしないといけなかったですし。(そこは、消去する方がスマートだったのではと思いました)。

お話を伺ったところ、このVRを使ったスマート・アパレル・マニュファクチャリングは、デザイナーやパタンナーの仕事を変えたいと考えて開発されたよう。しかし、私はこれがデザイナーやパタンナーではなく、消費者のショッピング・エクスペリエンスを大きく変えられるだろうと感じました。

返品が減ればみんな幸せ

オンラインショッピングする時、試着後に返品可のショップも沢山ありますが、返品も中々の手間です。なので消費者がデータを元に自分のアバターを作り、洋服を着せてみればいいと思います。ZOZOSUITは自分のデータを自分でとってピッタリの服を買うシステムですが、体にジャストフィットする服と、「自分を1番よく見せてくれる服」は違うと思います。そこはデータではなく、自分判断になると思うのです。なので、自分の目で見て、「胸部や臀部にどう布がフィットするか」「襟ぐりはどれくらい開いているか」等を確認して購入できるのはメリットがあるなと思います。

オーダーメイド服にも期待

また、消費者にソフトを無料で配布し、自分でデザインした服を専門業者に注文して自分だけのオリジナル服を作ることも可能だろうと思いました。

将来的に、消費者ベースに落とせたらいいなと考えているようですが、それはまだ先の話になるだろうとのこと。(実際、触ってみた感じ商品化はまだ先だなと感じました)でも、期待ができる技術だなと感じましたよ。

最後におまけ。ヘッドマウントをつける時はこんなマスクをつけるんです。まるでマスクコスプレ。

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Photo: 金本太郎

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