ザッカーバーグ「Facebookは問題なし」

ザッカーバーグ「Facebookは問題なし」
Image: Justin Sullivan (Getty)

むしろ今年は問題しかなかったような…。

今年ももう僅かですが、2018年はFacebook(フェイスブック)の十年ちょっとの歴史の中でも最悪と言える年でした。しかし、マーク・ザッカーバーグは今年を振り返り、「問題なし」と言い張るつもりのようです。

Facebook上に今年のまとめ記事を投稿した彼は、自身の今年一番の挑戦は「Facebookのコミュニティが面しているもっとも重要な複数の問題ー選挙妨害を防ぐ、ヘイトスピーチや嘘情報の拡散を止める、ユーザーが自身の情報を管理できるようにする、私たちのサービスがユーザーの健康の向上を助けるようにするーの解決に取り組む事」だと語りました。彼は自社の取り組みの進捗に満足していると書いていますが、記事が投稿される48時間前には、Facebookのコンテンツ検閲システムは崩壊している、あるいは無力であると指摘する記事をNew York Timesが公開していました。

しかし、Facebookの抱える問題の解決が簡単ではないことは、ザッカーバーグ氏も認めました。投稿によれば、課題は「一年では解決できないものだ」とし、「選挙妨害やヘイトスピーチは、完全な解決は難しい」ともコメントしました。次に彼は、そういった害を柔らげるためにFacebookが行なった改革を挙げるのですが、これらの問題が非常に大きな被害を引き起こす可能性があること、そしてそもそもFacebookがあるからこそ起きる問題であるという部分に関してはお茶を濁しました。

ザッカーバーグ氏はまた、「ユーザーが自身の情報を管理できるようにする」ためにセキュリティを改善し、「Cambridge Analyticaのようなことが起こらないようにした」と語るのですが、つい最近プライバシースキャンダルがあったことを無視しているし、先月にはFacebookがユーザーのデータを売ることを考えていたことまで報じられたばかり。また、すでに流出した個人情報に関しては、プラットフォームをいくら改善しても意味はないのに、その不安を柔らげるような策は講じていません。

「これらの問題の解決に当たることで多くのことを学んだし、これからも仕事は山積みです。私は、今年私たちが成してきたことを誇りに思っているし、ここまで来ることを助けてくれたすべての人に感謝しています」とザッカーバーグ氏。

Facebookが、世界に対して自身が持つ影響力を楽観的に見ているのは、愚かしいとしか言いようがありません。歴史を見れば、Facebookが自分でも制御できない力持っているのは明らかなのですから。

彼らに悪意はないかも知れませんが、Facebookは問題だらけです。

source: Facebook via Bloomberg

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