平均体重が90kgですって!
昔の人に比べて、現代人の身長は伸びているだなんていわれたのは、もう過去の話なのかもしれません。ただし、横にはドンドンと伸びていってるみたいですけどね。
このほどアメリカの疾病対策予防センター(CDC)は、アメリカ国民の健康状態に関するレポートを発表しました。レポートは、4万人以上の成人男女を対象とした、全国健康栄養調査(NHANES)がベースになっており、2015年から2016年にかけて実施された調査データに基づいています。前回実施の1999年から2000年の調査データとの比較がなされていますよ。
横アップ&縦ダウン
調査によると、アメリカの成人男子の平均体重は197.9ポンド(約89.8kg)となり、15年前の189.4ポンド(約85.9kg)からアップ。同じく成人女子の平均体重も、15年前の163.8ポンド(約74.3kg)からアップして、170.6ポンド(約77.4kg)となっています。現在の成人男子のウエストライン(腰回り)は、平均40.2インチ(約102.1cm)で、成人女子は平均38.6インチ(約98.0cm)と、こちらも男女ともに増え続ける一方のようですね。
なお、現代人のボディサイズは全体的にアップしているのかと思いきや、成人男子の平均身長は69.1インチ(約175.5cm)で、15年前の69.2インチ(約175.8cm)から、わずかながらダウンしたそうです。成人女子の平均身長も、15年前の63.8インチ(約162.0cm)から、やはりわずかばかりダウンして63.7インチ(約161.8cm)となっていますよ。
スリム化は期待できず
21世紀に入ってから、ほとんど身長は変わっていないのに、ますます体重やウエストラインは増え、太る一方という不健康な実態が判明してしまった形ですけど、この傾向は今後も衰える見込みはないみたいです。というのも、現在、アメリカ国内では子どもたちの肥満が大きな問題となっており、将来の調査で、劇的に男女ともスリムになっていくとは期待できないんだとか。
肥満ゆえの糖尿病リスクの高まりとも相まって、アメリカ国民の太りすぎの傾向は、健康面で懸念されています。日本人も運動不足とかいわれてますが、この体型の差は、食習慣の違いゆえでもあるのかな?
Source: CDC(PDFファイル)