太陽系の端っこにある宇宙雪だるま、クッキリとした写真が届く

  • 7,145

  • author Ryan F. Mandelbaum - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岡本玄介
太陽系の端っこにある宇宙雪だるま、クッキリとした写真が届く
Image: NASA

頭がベッコリ凹んでました。

正月早々に、探査機ニュー・ホライズンズが画像データを送ってくれた「宇宙の雪だるま」こと「Ultima Thule(ウルティマ・トゥーレ)」。本当の名前はエッジワース・カイパーベルト天体「(486958) 2014 MU69」で、略して「MU69」とも呼ばれている天体です。

前回はなんとなくの形状が判明した程度で、まだちょっとハッキリせず走行中の車内からスマホで撮った写真みたいな感じだったんですよね。まぁソレもそのはず、あの写真はニュー・ホライズンズがおよそ時速5万694kmという超高速で、しかも何千kmも離れた距離から撮ったものだったんです。

ちなみにですが、データが地球に届くまでの64億3700kmの距離も、6時間かかるんですって。ついでにいうと送信されるのは何枚もの画像ですし、地球でそのデータを編集する必要もあったりします。

それはさて置き、やっと「ウルティマ・トゥーレ」の鮮明な最新画像が届きました。こうして近くで見た感じ、すんごいデコボコの雪だるまだってことがわかりますね。

無人探査機の任務

ニュー・ホライズンズは、もともと冥王星を見に行くため2006年に打ち上げられた無人探査機でした。冥王星から驚きの写真をたくさん送ってくれたのち、2015年にミッションが達成。そして全長31.7kmの「ウルティマ・トゥーレ」を観測するために任務が延長されたのでした。

よく見てみよう

そして今回の撮影は、1月1日の午前12:26に撮られたものでニュー・ホライズンズが最接近する7分前に激写した1枚なのだそうです。

これで雪だるまがどうくっついているのか、構造がもっとわかるようになりましたし、頭にボッコリ凹んだ部分があることも、全体的に凸凹であることも、結合部分が白いことも見て取れますね。

ですが現段階では、大きな凹みが隕石の衝突によるものなのか、別の地質学的な要因で起こったのか、それに色の違う部分についても科学者たちは特定できずにいます。


この無人探査機は、まだまだ写真を送ってくれる予定でいます。もしかしてもしかすると、「ウルティマ・トゥーレ」にウワサされている衛星も見つかるかもしれませんが……それまでの間、生データはニューホライズンズの特設サイトでチェックできるので、そちらもぜひどうぞ。

Source: New Horizons

    あわせて読みたい

    powered by