世知辛いのじゃ。MicrosoftのAIアシスタント、生き残るために路線変更

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  • author そうこ
世知辛いのじゃ。MicrosoftのAIアシスタント、生き残るために路線変更
Image: dennizn/Shutterstock.com

デジタル(AI)アシスタントと言って最初に思い浮かぶのはなんですか?

AppleのSiri? AmazonのAlexa? それともGoogleのいつまでたっても名前がないGoogle アシスタント? この3つがトップ3で、正直、Microsoft(マイクロソフト)のCortanaを真っ先に挙げる人がいたら、珍しいなと思います。

その思いはMicrosoftも同じ。デジタルアシスタント業界で自分が少々出遅れていることはわかっており、Cortanaのあり方がちょっと変わります。

Microsoftのサティア・ナデラCEOが、マスコミ向けにこう発言。「Microsoft 365ユーザーなら、誰でも使える機能であってほしい」「AndroidやiOSでアプリを使うように、Google アシスタントの端末でも、Alexaの端末でも使えるのがこれからのCortanaの目指すところ」。これは、Cortanaはどんなプラットフォームでも使えるソフトウェアであるということです。

今さら何を? デジタルアシスタントは機能であり、MicrosoftはすでにCortana/Alexa連携でAmazonとパートナー関係にあるじゃないかという人、実はナデラCEOの発言にはけっこう大きな意味があります。デジタルアシスタントは、さまざまな端末で使うことができますが、やはりその主となるのはスマートスピーカー。ここをメインの家として、デジタルアシスタントのみなさんはよりスマートホーム化を進めるため活躍します。つまり、家となるスマスピを普及させればさせるほど、彼・彼女らの活躍の場は物理的に広がっていくわけで、となればデジタルアシスタントの役割の一つは、自分たちの便利さをウリに、属する企業のハードウェアをたくさん売ることでもあるのです。ナデラCEOの発言からは、つまりCortanaを売りにハード販売で他社と競うのはやめるという意図が読み取れるわけです。

今後のCortanaは、特定の家を持たないフリーのデジタルアシスタントという道を進むのでしょう。AlexaやGoogle Assistantなど家主とうまくやれる、借りぐらしのオルタネイティブ。それがソフトとして生き残ることを選んだCortanaです。

Source: The Verge

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