マッサージチェアはここまで進化していた! AI搭載のフル装備チェアが人類の未来を癒す

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  • author K.Yoshioka
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マッサージチェアはここまで進化していた! AI搭載のフル装備チェアが人類の未来を癒す
Photo: ギズモード・ジャパン

『老人Z』な未来が見えた(いい意味で)。

去年の11月、僕は27歳になりました。昔ではありえないくらい、「疲れ」を感じるようになっています。いつしか週末は銭湯にいって、ついでにマッサージチェアに座るのが習慣に。

そんな僕は座るたびに、心地よさと同時に機械ゆえの「惜しさ」を感じていました。でもマッサージチェアは今の姿が完成形だろうし、機能的なアップデートなんて思いつかない。それが当たり前になっていたのです。

しかし人間は進化せずにはいられない生物。どうやら、2019年のマッサージチェアには最新のAIが搭載されているようです。 今回はフジ医療器が開発したAIマッサージチェアサイバーリラックス AS-2000」を体験してきました。


フジ医療器はマッサージチェアのパイオニアで、1954年に世界で初めてマッサージチェアを量産した企業です。昔ながらの銭湯にある、もみ玉がむき出しのアレです。65周年となる今年は「マッサージチェアのブレイクスルー」をテーマに掲げていて、ここで採用したのがAI。ついにこの波がマッサージチェアにもやってきたかという感じです。

では早速、AS-2000を見ていきましょう。

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Photo: ギズモード・ジャパン

結構でかい。と思いきや、実物をみるとそこまで巨大ではありませんでした。一軒家であれば全然おけるサイズ感です。

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Photo: ギズモード・ジャパン

早速、シットダウン。手も足もすっぽり包まれます。コックピット感が強いですね。背中や腰はもちろん、足や手まで揉んでくれるマッサージチェアを、公式では「フル装備」という言い方をしているようです。強そう。

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Photo: ギズモード・ジャパン


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Photo: ギズモード・ジャパン


で、マッサージを始める前にAIの登場です。AS-2000に搭載されているのは「5D-AIメカ」、そして「AIダブルセンシング」というAI。メカって懐かしい響き。

チェアに座ると、マッサージを始める前にAIダブルセンシングで、ユーザーの背筋ライン、肩位置を検出します。検出中はもみ玉がポコポコと背中の流れに沿って動いていきます。

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Image: フジ医療器

このAIダブルセンシングで得たデータを利用して、マッサージで力を発揮するのが「5D-AIメカ」。5Dとは、マッサージ師の手の動きを上下・左右・前後・圧・時間の5つの次元で表した言葉で、ユーザーの身体の状態を把握し、この5Dの動きで一人一人に合わせた施術を行なってくれます。

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Photo: ギズモード・ジャパン

実際に体験してみると、もみ感がかなり滑らかで体への負担が少ないように感じました。みてください、この顔。

というのも、僕が銭湯のマッサージチェアに座るときに、刺激を求めて押しの強さを「強」にしちゃって、マジで強すぎて疲労が悪化するみたいなことがあったんですよ。マッサージしてさらにマッサージにいく謎の負のループ。

AS-2000は、 5D-AIメカによって「弱く押して押して、最後にちょい強く押して離す!」みたいな人間っぽい緩急ができるので、機械特有の力任せ感はなし。マッサージの初めはゆっくりでだんだんと強くなっていくので、体を徐々に揉みほぐせます。

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Image: フジ医療器

もみ技は45タイプ86種類、さらにコースは35種類も用意。特にコースには30分のものから7分のものまであるので、自分の体だけじゃなくライフスタイルにマッチしたマッサージが受けられます。会社に行く前とかサクッとできたら1日の動きが変わりそうですよね。

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Photo: ギズモード・ジャパン

AS-2000のリクライニングは、飛行機のファーストクラスレベルまで倒せます。マッサージチェアにおいて、もっとも理想の状態ですね。背中に変な隙間が開かないように調整されてるので、違和感もなくて本当に寝られます。

当日はこの状態で体のストレッチをメインにしたコースも体験してみました。体の負担が限りなく分散された形で伸ばしてくれるので、マッサージ疲れみたいなものがなく、リフレッシュできます。毎日やるのにはストレッチが一番ぴったりかも。

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Photo: ギズモード・ジャパン

体を保温してくれるシートも搭載。通常は背面についていますが、可動式で前にももってこれます。機能がてんこ盛りすぎる。見た目は完全にジェットコースターですね。

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Photo: ギズモード・ジャパン

あと想像以上にすごかったのが足の裏のもみ。足裏をもみ玉がゴロゴロしてくれるんですが、びっくりするくらい気持ちいいです。そりゃ毎日歩いてるんだから足裏にも疲れは溜まってるはず。自分の気づかないコリまで解消してくれるとは、まさにプロの技です。

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Photo: ギズモード・ジャパン

操作用のリモコンも進化していて、4.3インチのフルカラータッチパネルを搭載。しかも音声ガイドは5カ国語に対応しています。タッチパネルがつくだけでいろんな妄想をしてしまうのが現代人。たとえばスマホと連携して体のデータを管理したり、Netflixをみれるようにしたり…。次のモデルではそういうのを期待しています。

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Photo: ギズモード・ジャパン

フジ医療器の調査によると、各年代の8割が疲れを感じているんですって。冷静に"日本、大丈夫か?"って感じですけど、自分もそのうちの一人なのは間違いない。だって週に2日しか休みがないんだもん。

この問題をマジで解決するには、家にマッサージチェアを置くのも一つの手だと思うんですよ。そりゃあ運動して体力つけたり、食事に気をつけたりってのはありますけど。でも疲れは足し算なのだから、もみほぐして解消させたほうが絶対いいに決まっているのです。最近はライフスタイルも多様化しているからこそ、AIの力を借りて、使う人に寄り添ったマッサージができるってのは理想の形じゃないですか。

ということで、家に導入したいですよね。AS-2000のお値段、52万8000円。たけえ!

でも決めました。金持ちになって、でかい家買って、設置しよう。それで最高のライフを送ろう。

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Photo: ギズモード・ジャパン
フジ医療器の社長もご満悦。

Source: フジ医療器

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サイバーリラックス AS-2000|マッサージチェアのパイオニア フジ医療器(1954年創業の美と健康の総合メーカー)

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