まだ4Kで見てないの?
艷やかな4K対応テレビ、4K対応モニタ、4K対応のスマートフォン…4K対応のデバイスは世に溢れ始めているのに、肝心の4Kのコンテンツはどうやったら見れるの?4Kに対応している映画、ドラマ、TV番組、探しづらいと思ったことありませんか?今回は、各サービスの4K対応状況と、4Kコンテンツを探すためのヒントをお届けします。今年は4Kコンテンツにどっぷり浸かってみてはいかがでしょう?
…と、その前にいくつか注意点。4Kコンテンツを楽しむためには、4K対応のディスプレイと、映像ソースが4K対応であることの両方が必須です。また、セットトップボックスの場合は、メーカーの仕様を確認しておきましょう。Roku、Apple、Nvidia、Microsoft、およびSonyのデバイスで4Kストリーミングを利用できますが、アプリメーカー(世界のNetflixおよびAmazon Prime)は、特定のセットトップボックスで4Kをサポートしていない可能性があります。
が、普通に見たいコンテンツを探して、それが4K対応しているかどうかを都度、確認する必要があります。ただし、NetflixオリジナルはAmazon Prime限定など、特定のプラットフォームが独自開発した映画やTV番組は例外で、これらはほとんどすべてが4Kに対応し、HDRもサポートされています。
さらにコンテンツをもっとも美しい状態で見ることを望むなら、4Kをサポートするディスプレイとソースおよびアプリを使用するだけでなく、色とコントラストを向上させるHDR(High Dynamic Range)もサポートされていることも確認しましょう。映像の暗い部分や明るい部分で細部の表現がとても美しいです。
下記に紹介するサービスは、「HDR10」と「Dolby Vision」の2種類のHDR規格に対応しています。基本と言える「HDR10」は、くのUHD BD作品、配信サービス、プレーヤー、テレビで採用されています。「Dolby Vision」はより高画質です。
では、各サービスでの4Kコンテンツの探し方を紹介していきますよ。
Netflix

Netflixは、4KおよびHDR対応コンテンツの分野では第一線を走っています。すべてのNetflixの番組や映画が4K対応ではありませんが、特にNetflixオリジナル作品は4K対応であることが多いですね。4Kコンテンツを探す場合、「UltraHD」(つまり4Kのこと)で検索すれば出てきます。最高の解像度で動画を楽しむには、プレミアムプラン(月額1,800円)に加入する必要があります。またこのプランでは、同時視聴数4台まで Netflixを見ることができます。
また、NetflixはHDRもサポートしていて、実際には「HDR10」と「Dolby Vision」の両方のフォーマットに対応しています。HDRをサポートする番組や映画のタイトルの横に小さく「HDR」ラベルまたは「VISION」ラベルが表示されています。またHDRで視聴するには、同じくプレミアムプランである必要があります。
Amazon Prime Video

Amazon Prime Videoは、Netflixと歩調をあわせるがことく、独自の4KとHDR対応のコンテンツを展開しています。Netflixのように、すべてのタイトルが4KまたはHDRフォーマットではありませんが(Amazon独自コンテンツも含め)増えてきていますね。
残念ながらAmazon Prime Videoは、どの作品が4KもしくはHDRに対応しているか確認できる簡単な方法がありません。作品タイトルを個別に開いて、それぞれラベルを探す必要があります。(Netflixのように、Amazonは4K対応コンテンツの場合「Ultra HD」または「UHD」のラベルが表示されます)。4K対応コンテンツをカテゴリーとして分類するデバイスもあるのですが、これはAmazon Prime Videoアプリを搭載したすべてのプラットフォームで表示されるわけではありません。
HDRに関しては「HDR10」と「Dolby Vision」と、主要な2つの規格がサポートされていて、4Kと同様にこれらは作品タイトルの横に小さなラベルで表示されています。
YouTube/Google Play Movies & TV

YouTubeと、Google Play ムービー& TVでも4KとHDR対応コンテンツの視聴が可能です。(これらのサービスは技術的には別々ですが、一部重複しています。例えば、ムービー& TVの購入したコンテンツはYouTubeで表示されるなど) 実際、YouTubeの解像度はすでに4Kを超えていますが、それを最大限に活用するためのハードウェアを持っている人があまりいなかったりします。
Google Playムービー&TVには、かなりの量の4K(UHD)とHDR(HDR10)対応のコンテンツがあります。HDR対応であるためには、4K対応である必要がありますが、すべての4Kコンテンツが自動的にHDRに対応しているわけではありません。 また、4KとHDRの両方を最大限に活用するには、互換性のあるデバイスが必要で、現時点では双方を満たす作品は少ないですが、増えてきている状態です。嬉しいことに、Googleの制作現場ではHDコンテンツが徐々に4Kにアップグレードしていること。4K映画はここからリストアップされています。YouTubeに関しては、検索時に[フィルタ]ボタンをクリックし「4K」と「HDR」を選択してください。
iTunes Store

Appleはゆっくりながら着実にコンテンツのライブラリをアップデートしていて、iTunes上の4K対応のコンテンツは増えてきています。実際、4Kコンテンツは2017年からiTunesには存在していて、Appleは、しばらくの間はこの領域で主導的な役割を担っていました。過去にiTunesで購入した映画などが後になって4Kに対応した場合、無料でアップデートすることができます。
HDRについては、iTunesでも「HDR10」と「Dolby Vision」がサポートされています。 iTunesストアでは、「4K」「HDR」「Dolby Vision」のラベルが、選択した作品タイトルに表示されています。今の所対応されているコンテンツはほぼ映画で、TV番組は非対応です。
4K Blu-ray

4Kコンテンツを物理的なディスクで楽しみたいという方は、続々と発売されている4K Blue-ray(Ultra HD Blu-ray)をチェックしてみましょう。Ultra HD Blu-rayプレーヤー(とXbox One SとXbox One Xも可能)と、4K対応テレビを持っていれば、最高の解像度で映画を見ることができます。
「UHD Blu-ray」「Ultra HD Blu-ray」で検索し、販売しているオンラインショップや小売店を探してみましょう。
HDRサポートは、Ultra HD Blu-rayの仕様に含まれるため、HDRにも対応しています。(通常HDR10ですが、場合によってはDolby Vision)。技術はまだ初期段階であるため、値段は高いですが、映画のコレクションを家の棚に並べて楽しんだり、Nefflixなどのストリーミングサービスを退会しても、物理ディスクならいつでも映画を最高画質で見ることができるという利点がありますね。