NASAも気になって調査したんですね。
正月早々、月の裏側に到着した中国の探査機「嫦娥(じょうが)4号」と、そこから発進した探査車「玉兔(ぎょくと)2号」。現地では植物が芽を出したり(そのあと極寒すぎて枯れたらしい)、信憑性のあるパノラマ写真を撮ったりと、なんやかんや活動しています。
一方、いまだアポロ計画にも陰謀論が根強く信じられている月面着陸を踏まえ、少なからず「中国なんかに、月面着陸なんて出来るワケないじゃん!」と陰謀論をとなえる人々もいるわけです。
ですがここにきて、NASAが月周回無人衛星「ルナー・リコネサンス・オービター」で撮った航空写真を公開しました。これは2018年12月8日に撮影されたものですが、地形が一致していることを証明したのです。
なるほど、南極エイトケン盆地のフォン・カルマン・クレーターの中にて、クレーターが密集したエリアに間違いがないと証明しているんですね。
それでも信じない人たちもいる
IFLSCIENCE!では、METROにエイリアン・ハンターのスコット・C・ワーリングが「NASAの陰謀に中国が乗っかったのだろう」と話したコメントを紹介。こうした画像を見ても、どこまでも信じない人がいることを示しています。月から持ち帰ったサンプルやアポロ11号が置いてきた鏡に地球からレーザーを当てた証拠など、いろんな物証もあるというのに、陰謀論に終止符を打つことは不可能なようですね。
おそらくもうちょっとしたら、NASAから中国の探査機が写った航空写真も公開されるかもしれません。でもNASAがここまでやっても、信じない人は信じないんでしょうね。
Source: IFLSCIENCE! via METRO, Wikipedia