これから航空祭、サーキット、野鳥が多い森で「OM-D E-M1X」を構えるカメラマンが増えそう!
フルサイズだけが一眼デジカメの華というわけではありません。小型センサーゆえの望遠力や連射力、手ぶれ補正力にドキドキ、ワクワクする方もいるでしょう。
おまたせしました。オリンパスから新世代のベストなコンパクト一眼システム、マイクロフォーサーズ規格のニューモデル「OM-D E-M1X」の登場です。
縦位置グリップ込みのボディはご覧のようにグラマラス。重量は本体のみで849g。軽い?重い? 参考までにニコンD5が約1,235g、キヤノンEOS-1D X Mark IIにいたっては1,340g(いずれも本体のみ)です。これにマイクロフォーサーズのレンズと、フルサイズのレンズの質量を足し算していったら...うん。E-M1X軽いですね。
連写スピードはAF、AE固定で60コマ/秒。追従で18コマ/秒です。ふむ、α9超えは果たせなかったものの、すばらしいポテンシャルの持ち主といえましょう。ブラックアウトもないし。
センサー前フィルターは新コーティングに変更。3万回/秒の速度で振動させることで、ゴミやホコリの除去能力も高めてきました。

バッテリーにも技ありです。OM-D E-M1 Mark IIで採用されたBLH-1を2つ装着できるカートリッジ式で、三脚装着時でも交換可能ですって。


センサーを動かして複数枚の写真を重ねて高解像化するハイレゾショットは、ついに手持ちで使えるようになりました。カメラの進化を感じさせるこの機能を支えているのが超強力な手ぶれ補正機能でしょう。ボディ単体で7段の補正力、合わせるレンズ次第で最高7.5段もの補正力となっています。
もともと上位のOM-Dシリーズは強力な手ぶれ補正力を持っていましたが、これは大いなる飛躍です。
明るい場所でもスローシャッターが使える可変NDフィルターも搭載。たぶん電子式なのでしょう。これも手ぶれ補正力と合わせ、今までにないトーンの写真撮影が可能になる機能ですね。
おっと。AFはAIを活用ですか。認識できるのはモータースポーツ、航空機、鉄道というあたり、オリンパスの骨太さを感じます。なおモータースポーツモードのときは、ドライバー・ライダーのヘルメットにAFを合わせてくれるってなにそれ最高!
動画撮影力も高めてきました。シネマ4K対応。Log撮影もできます。フルHD時は120fpsでも撮れます。こちらも手ぶれ補正機能と合わせて生きてくるはず。リグやジンバルなしでもシャープで美麗な映像が撮れるはず。
そのぶんお値段もマシマシです。30万円超えです。一例ですが、マップカメラでの初値は税込み32万8530円です。でもプロフェッショナル仕様のモデルのなかでは比較的安価なのも事実。飛びモノを撮るなら最適な1台ともなりそうですし、売れそうな予感、してきました。
しかし鉄道モードを備えているとは...。僕の中で一番ヒットしたポイントがコレでしたよ...。
Source: オリンパス