マイクロフォーサーズ道を硬派に歩むオリンパス「OM-D E-M1X」を堂々投入

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マイクロフォーサーズ道を硬派に歩むオリンパス「OM-D E-M1X」を堂々投入
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ビックウェーブに逆行するオリンパス、ぼくらの心を満たしてくれるのか?

ハイエンドカメラの世界線は革命の真っ最中。往年のデジタル一眼レフカメラメーカーキヤノンとニコンは、新しいEOS RとZシリーズで、フルサイズミラーレスの流れに乗り、パナソニックも同様にLumix S1とS1Rを投下。しかしオリンパスは硬派に従来の我が道を行くことを選んだようです。他社がフルサイズミラーレスのビッグウェーブに乗り遅れまいとする今、オリンパスはマイクロフォーサーズ道を突き進むのだ。そう、「OM-D E-M1X」のことです。

E-M1Xを次世代のフラッグシップカメラとは言わないように気をつけつつ(その称号は「E-M1 Mark III」あたりに譲られるのでしょう、きっと)、オリンパスはマイクロフォーサーズならではの強みを追求したと思います。すなわち、スピード、サイズ、耐久性ですね。

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約2037万画素のセンサーに、高性能な画像処理エンジンTruePic VIIIを2基搭載し、暗部の階調にも強くなりました。一瞬で起動し、連写スピードはAF/AE固定で60コマ/秒、追従で18コマ/秒です。これは、同等のデジタル一眼レフカメラや、フルサイズミラーレス一眼の8〜10 fpsの連射速度よりもはるかに高速です。(だがしかしα9には敵わず)

2基の画像処理エンジンで、カメラの画像処理能力を拡張。シャッターを切る前から連写を始める「プロキャプチャーモード」で保存できるプリ連写枚数も、最大35枚に増えました。

また耐久性もアップ。ダストリダクションシステムが進化し、写真にゴミが写りこむ可能性を従来の1/10にまで低減した新コーティングを採用しました。主に動画撮影中のオーバーヒートを防止するための放熱構造、および40万回の作動試験をクリアした高耐久シャッターユニットも搭載しています。(一般には、25万〜30万回です)ただし、E-M1Xはサイズは小さくありません。縦位置グリップ一体型形状を採用しているため、E-M1Xは、E-M1 Mark IIよりもずっと大きくなっています。

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スポーツ写真家や、ポートレート撮影と風景撮影を頻繁に切り替える必要がある人にとっては、E-M1Xの新しいグリップに大きなメリットを感じるかもしれません。拡大されているグリップはセカンドバッテリーのためのスペースを確保し、E-M1Xのバッテリー寿命を350ショットから870ショットまで引き伸ばします。またE-MX1ではボタンデザインを一新し、1機能1ボタンにこだわり、ボタンの高さや形状も1つ1つ最適化しています。

さらにボディ単体で7段の補正力も超強力ですね。(E-M1 Mark IIは5.5段でした)

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さらにE-M1Xのニッチなアップグレード項目として、写真のメタデータにGPSデータを埋め込むための新しいセンサー、LEDライトの下で撮影している時などに発生するちらつき防止機能、さらに、複数の画像を合成して疑似的に露光時間を延ばすことで、NDフィルターを使ったときのようなスローシャッター効果が得られる「ライブND」機能も地味にすごい。

そしてオリンパスが、マイクロフォーサーズ道を行く覚悟を感じるのが、3つの新しいフラッシュと、150-400mm/F4.5 TC1.25x IS PROも含めた5本のズームレンズや、大口径単焦点レンズの拡充も行なわれると発表しているところですね。

マイクロフォーサーズといえばオリンパスという、質実なイメージを裏切りません。ただしお値段も手堅く、30万円超え。「さいきょうにつよいマイクロフォーサーズ」をお求めなら、E-M1Xが大本命となるでしょう。

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