PlayStation 4/Xbox Oneを持っているならマジおすすめです。
ゲーム史上2番目となる初動の売上成績を記録し、数々の記録を塗り替え世界中で大きな話題となった、西部劇アクションアドベンチャー・ゲーム『レッド・デッド・リデンプション2(RDR2)』。
国内外のゲームメディアはもちろん、映画などのエンタメ系ニュースメディアからも絶賛され、「PlayStation 4/Xbox One史上でもっとも評価が高いゲーム」という名を欲しいままにしている本作。SNSでプレイ動画やスクリーンショットを見かけたという人も少なくないはず。
まープレイするとわかるのですが、世界中が夢中になるのもわかります。そのストーリーモードの魅力は以前の記事でも紹介しましたが、それでもまだまだほんの一部分。というわけで今回は、ついにスタートした『レッド・デッド・オンライン(RDO)』を紹介します!
メインストーリーを離れてアメリカの大地を自由に駆ける

オープンワールドで再現された1899年のアメリカに生きるギャング団の一員である「アーサー・モーガン」を主人公とするディープなストーリーをじっくり楽しむ『RDR2』。今回紹介する『レッド・デッド・オンライン』はそのオンラインモードです。
2018年11月のアップデートで導入されたばかり、まだ開発途中のベータ版のモードなのですが、本編のおまけではなく、あくまで独立した一本のゲームという位置づけです。プレイヤーはアーサーじゃなくって自分だけのキャラクターを作り出し、本編と同じく超広大なオープンワールドで自由に生きられるという、人によっては本編以上に楽しめるものとなっています。

『RDO』でプレイヤーが操作するキャラクターは、性別はもちろん、容姿や名前も自由に設定が可能。顔は目鼻の大きさや位置なんかを調整できるだけでなく、目の隈や顔の皺などまで細かく選べるので、自分好みのキャラクターをこだわって作ることができます。もうキャラメイクだけでかなり楽しいし、何時間も悩みながら遊べてしまうはず。
また、アーサーのようにギャング団のメンバーだったりする背景はなく、とある事情で捕まっていたものの、自由を手にしたばかりのアウトローといった具合の設定だけのほぼ白紙の状態からゲームがスタート。自分だけのキャラクターの設定を想像しながらロールプレイするのが楽しい!

服に関しては女性キャラクター用を含め、凄まじい量が用意されていて、帽子、ベスト、コート、シャツ、手袋、ズボン、ブーツなどを形はもちろん色も自由に選べて、いかにも西部劇っぽいガンマン風はもちろん、ドレスを着たサルーンガール風、オシャレな紳士風などなどいろんなスタイルのキャラクターを作り出すことができます。

さらに本編同様、頼れる相棒となる銃や馬にかなりのカスタマイズ要素があり、その見た目から性能までが変化していきます。そしてある種のハウジング要素的な位置づけで、自分の活動拠点となるキャンプもスタイルの変更が可能。
また成長要素的なものとして、キャラクターに特殊な能力を与えるアビリティ・カードがあり自由に切り替えることができます。
オンラインゲームならではの自由。1人でもみんなでも遊べる
カスタマイズがとにかく楽しい『RDO』。でも服や武器、馬、キャンプ、アビリティ・カードといったたくさんのカスタマイズ要素を購入/アンロックするためには、経験値とお金が必要になります。

その稼ぎ方はかなり自由。本編同様に自由にマップを散策できる「放浪モード」ではハーブを集めたり、動物を狩ったり、釣りをして広大な大自然を満喫しながら、時々街に行って手に入れたものを売買することで平和に稼ぐ方法がであります。
その一方で、ギャングのアジトを襲撃したり道行くNPCを襲って強盗したりして、西部劇っぽく銃の腕に物を言わせながら稼ぐことができます。ちなみにギャングのリーダーはたまに宝の地図を持っているので、銃撃戦から思いがけない冒険に発展することも……!

そしてオンラインならではの楽しみとして、銃撃戦や馬レースを行う複数の対戦モードが用意されており、対戦だけで稼ぎ続けることも可能。オープンワールドから一旦切り離されたところに移動して遊ぶ形式で、メインメニューから選択することですぐに遊ぶことができます。
銃撃戦にはさまざまなルールが用意されており、シンプルな撃ち合いだけでなく、旗を奪い合うフラッグ戦、時間経過と共に小さくなっていくフィールドで武器などのアイテムを拾いながら戦い最後の生き残りとなることを目指すバトルロワイヤルなどなどが用意されているので、飽きることなくずっと遊ぶことができるはず。

もちろんオンラインゲームなので、同じように放浪している他のプレイヤーとの遭遇も楽しみの一つ。荒野の真ん中で出会った他のプレイヤーとどうするかはお互い次第。一緒に放浪することもできますし、他プレイヤーを殺すこと/殺されることに現状ペナルティは特にないので、出会った瞬間にカジュアルに決闘が起こることも。
この辺がまだベータ版っぽいのですが、それもまた西部劇らしい! 最近は、手を振るエモートで交戦の意志がないことを示すことが通例となっている様子。なんだか、最新のゲームなのにちょっと昔のオンラインゲームみたいで懐かしいですね。
こんな具合にオンラインゲームらしい楽しさがいっぱいなのですが、基本的にほとんどの要素がソロプレイが可能(他のプレイヤーに襲われる可能性はあるけど)。なので、好みのプレイスタイルや、その日の気分に応じて遊び分けることができますよ!
自分の作ったキャラクターで自分のためのストーリーを楽しめる

『RDR2』の大きな魅力といえばその重厚な物語が語られるストーリー・ミッションですが、その魅力はオンラインでも健在。その内容は完全に別物で(今の所)大きなつながりもないので、本編のストーリーをやっていてもいなくても安心して楽しめる内容となっています。
そして、オンラインということで他のプレイヤーと一緒にやる協力プレイがなんといっても楽しいポイント。『RDO』上で物語が始まった場合、オープンワールドから一旦切り離されたマップに移動するため、他のプレイヤーは割り込めないようになっています。
基本的にストーリー・ミッションは同じミッションを遊ぼうとしている人と自動的にマッチングされて臨時のグループが組まれるので、遊ぶ仲間を自力で見つける必要はありません。でも、気心が知れた仲間とボイスチャットをしながらワイワイやるのがやっぱり最高。
またミッションは本編同様に分岐も用意されていて、中にはキャラクターの「名誉」(慈悲を見せるなどをすると上昇し、犯罪などの悪行を行うと下がるもの。これによってNPCの反応が変わっていく)に影響を与え、その後に受けられるミッションが変わっていきます。正義のガンマンになるか、悪名高いアウトローになるかはあなたと仲間の選択次第。
これからも進化を続けていく「レッド・デッド・オンライン」

軽く紹介するだけでも、いろんなプレイスタイルに対応する要素が盛りだくさんの『RDO』。しかし、あくまでベータ版なので、これからまだまだ新要素が追加予定です。まさに激動の開拓時代真っ只中な感じ。
ロックスター・ゲームスが発表している内容によると、ミッションや装備類がこれからもたくさん追加されていく他、プレイヤー殺害などの犯罪行為に賞金システムが導入され、犯罪者は賞金稼ぎに狙われるようになったり、大規模なイベントも用意されるのだとか。
『RDO』はこういったアップデートを重ね、『グランド・セフト・オートV』のオンライン版『グランド・セフト・オート・オンライン』と同じく長くファンに愛されるタイトルになるでしょう。まだまだスタートしたばかりの今は、始めるには絶好のチャンスですよ!
Source: レッド・デッド・リデンプション2