85型を設置する場所がない私はどうすれば…。
1月のCESではLGやSonyがこぞって大きな8Kテレビセットを展示していました。3300万ピクセル+のスクリーンに魅了され、いったいおいくら万円ほど出せば買えるのかと思っている人もいるのでは。でもお値段がハッキリしていませんでしたよね。
先日、Samsungが8K Q900シリーズのお値段を発表したんです。ええっと、もし85型8Kテレビが欲しかったら1万5000ドル(約166万円)ですって。た、高い…。誰が買うんだろう、富豪?
すでに出荷を開始した85型Q900は、ピクセルの多さだけでなく、Samsungのトップラインの
機能の大半を備えています。たとえば、テレビが使用されていない時に、壁や周辺の照明と一致させたり補完してくれるアンビエントモードや、HDMI経由のAMD Freesyncサポート、Apple AirPlay 2とiTunes Moviesとテレビ番組のサポート、それとGoogle アシスタントとAmazon Alexaのサポートです。
しかし、やはりQ900シリーズを買う理由はそのピクセル数でしょう。なにせ、解像度が7680 x 4320 ピクセルですから。4Kテレビの倍ですよ。残念なのは、そのパワーを楽しめるコンテンツがそろっているわけではないところ。8Kを買ったところで、しばらくは4Kもしくはそれ以下の解像度の番組を視ることになります。
1月のCESでは、米GIZMODOのアレックス・クランツ記者がSamsungのブースで8Kテレビで4K映像を見るデモを経験しましたが、8Kのパネルはやはり感動モノの美しさだったそうです。しかし、実際には4K以外のコンテンツ、昔のTV番組とかNetflixを見ることになるわけなので、宝の持ち腐れかも…。
でも、宝の持ち腐れだとしても最先端のものを手に入れたいって人は一定数いるでしょう。唯一のネックは価格という人には、Samsungの小さいサイズのテレビをオススメします。82型は1万ドル(約120万円)で出荷は3月15日。75型なら7000ドル(約95万円)で3月1日出荷です。65型までサイズを下げれば3月1日出荷の5000ドル(約60万円)です。決して安くありませんが、65型の8Kは、65型の4Kテレビの超高級ラインと同じ価格なんですよ。
そうそう、年末には98型8Kがリリースされるだろうと期待されていますが、あれはいくらくらいになるのでしょうね。85型で1万5000ドルなんですから…、まぁ、セダンのクルマが買えるくらいでしょうか。ひゃー、凄い。私みたいな貧乏人にはおとぎ話の世界だわ。