エントリー価格、でも多機能で高性能。
まるで夢物語のような話ですけど、なんだかんだで実現しちゃってるんじゃない? これ。
そんな気にさせてくれたのが、Ankerから発売されたロボット掃除機「Eufy RoboVac 30C」です。これまでAnkerのロボット掃除機は何台もテストしてきましたが、今回はAnkerロボット掃除機の歴史のなかで最高の出来栄え。そんなボジョレーっぽいキャッチコピーで訴えたくなるくらい。
そこで、今回は前モデル「Eufy RoboVac 11S」との比較を交えて、進化したポイントを紹介していきますね! なお、予習として以前のレビュー記事を読んでいただくと、変更点がより伝わりやすくなると思います。
デザインや付属品は前モデルを踏襲。パーツの使い回しOK!

まずは見た目。これはもう一発で違いますね。
「Eufy RoboVac 30C」は高級感のあるブラック。いいカンジにツヤもあって我はプレミアムモデルである。という色気がムンムン。リビングに備わってたら、ちょっとした存在感を感じます。

はーい。お腹を上にして寝てね〜。
見てのとおり底面はほぼ一緒です。ブラシの位置、形状、ボタンの場所なども全部いっしょ。ほとんどのロボット掃除機が採用している、両サイドのブラシで集めて、回転ブラシでかき込みながら吸う!という機構です。

地味なアップデートとしては、30Cでは電源ボタンにカバーが付けられいます。これでホコリの侵入を防いでくれるのかも?

付属品はこのとおり。スペアフィルターとスペアの回転ブラシが付属しています。新たに加わったアイテムとしては「境界線テープ」。後述しますが、スマホ操作対応となりながらも、ちゃんとリモコンも付いてくるのでリモコン操作もできますよ。
なお、フィルターやサイドブラシ、回転ブラシ、ブラシガードといった消耗品は単品販売のほか、「Eufy RoboVac 11S / 30C 交換用パーツキット」として販売されていて、この2機種が兄弟機であることがわかります。
こうしてパーツが共有化されているのは利点ですね。特にフィルターやブラシといった消耗品がわりと安めに安定して購入できるってのは、長く使う上では見逃せないメリットだと思います。
新モデルはWi-Fi対応、スマホアプリから操作できる!

最大のアップデートがWi-Fi対応、スマホ対応です。
スマホアプリを使って、自宅はもちろん、外出先からでもお掃除の開始・停止・ホームに戻るといった基本操作をはじめ、スポット掃除などで便利なお掃除モードの変更や、ラジコンのようにスマホから自由にロボット掃除機を動かせます。
「今夜寄ってもいい?」
って言われたら、その場でお掃除開始!ですね。まぁ、部屋をある程度片付けておかないとだめですが。

部屋が基本的に片付いている人は、スケジュールの設定がオススメ。
これ、本当に便利ですよ。だって一度設定しておけば、ダストボックスからゴミを捨てるっていうわずか1手順だけで、自然と部屋がキレイになってるんですもん。毎日お掃除したい人にとっては本当に神がかった機能だと思うんだ。

家に帰ったらロボットが居ない!といった場合に便利な「ロボットを探す」機能。コタツの中に引きこもっていたり、椅子の脚樹海に迷い込んでいたり。お掃除アドベンチャーの途中でリタイアしたロボットも発見できます。あんまり使わないけど、この周到さは評価したいポイントです。
お掃除機能での注意点としては、Wi-Fi対応スマホ対応と言っても、マッピング(SLAM)機能はありません。
いくつかの動作パターンを組み合わせてあっちこっち縦横無尽に動き回るランダムウォークタイプ。お掃除のアプローチとしては以前のモデルと同じです。動作時間の長さ(最大100分)で、たくさん動くことで、キレイの平均値を上げていくといった方式ですね。
ペットが居る家庭にも対応! 境界線テープで進入禁止

こちらも便利なアップデートです。「Eufy RoboVac 30C」では境界線テープ(磁気テープ)による進入禁止エリアを設定できるようになりました。
ペットが居るお部屋とかでは、ケージの周りやフード周りなどにバリアーとして貼っておくといいですね。また、特定のエリアだけを集中してキレイにしたい!って時にも便利かも。きちんとテープ前で踏みとどまる様子をGIFでどうぞ。

きちんと停止、方向転換。
壁と同じようにクルッと回ってお掃除を続けます。便利ですね! なお、旧モデル(11S)を向かわせてみましたが、11Sには進入禁止エリアは対応していないため、磁気テープの上をズンズンまたいで行っちまいました。
吸引力も向上! ただし動作音も若干向上
「Eufy RoboVac 30C」では吸引力が1500Paにアップしています(11Sでは1300Paでした)。床環境に合わせて吸引力を上げる、「BoostIQ テクノロジー」が引き続き搭載されていて、可動時間は標準モードで約100分。BoostIQモード(カーペットで使用)では約60分間という長時間なお掃除が可能です。
単純に吸引力だけで掃除の結果の良し悪しを比べることはできませんが、パワーアップしているというのは良いことです。
ただ、吸引力が増したせいか、動作音は旧モデル(11S)よりも若干ですが大きくなっていました。まぁ、お掃除中でも普通に会話できるレベルなので、気にならない人は気にならないかもしれません。
なお頭の良さや走破性は…今回の検証だと違いがわかりませんでした。おそらく旧モデル(11S)と変わってないと思います。コイツの走りの特徴や傾向は以前の記事でどうぞ。
+αな便利さを得られる。プレミアムだけど選びやすいクロ

Ankerのロボット掃除機「Eufy RoboVac 30C」のAmazonでの価格は3万4800円。旧モデルの11Sが1万9800円なので、差額は1万5000円です。でも、僕としてはこれだけ便利になってれば、それだけの価値はあると思うんですよね。
前モデルのバージョンアップ機ということで、引き続き段差へのアプローチは気まぐれな顔を見せることもありますけど、アプリ対応と進入禁止エリアの設定といった新機能は確かに便利で、使いやすい機能。はじめてのロボット掃除機だけど、ちょっぴり「見た目の」・「性能の」・「利便性の」良いものを選びたい! こうしたニーズに応えられる1台であると思います。
そして、今回ご紹介した「Eufy RoboVac 30C」は、この記事を読んでくれた読者限定で15%オフのセールを開催します! 2万円台で購入できるチャンスです。
セール期間は2019年2月22日23時59分まで。以下のリンクよりAmazonの販売ページにてご購入いただく際に、お支払い方法選択画面や注文確認画面でクーポンコードを入力すれば割引が適応されます。
クーポンコード:EUFY2118
使用期限:2019年2月22日23:59まで
*こちらのクーポンは数に限りがございます。定員に達した際は早期終了となりますので、ご了承ください。
なお、以下の表示価格は執筆現在のもの。変更の可能性もありますので販売ページをご確認ください。
34,800円(上記クーポンコード利用で表示価格よりさらに15%オフ:期間限定)
では最後に、「Eufy RoboVac 30C」が200倍速でリビングを掃除する様子でお別れです。