2019年はスマホが「キワモノ化」するのかも

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  • author Adam Clark Estes - Gizmodo US
  • [原文]
  • 湯木進悟
2019年はスマホが「キワモノ化」するのかも

おもしろくなってきた…。

スマホワクドキしたことって、もういつぶりでしょう? ここ数年は、各メーカーから発表される新モデルといえば、ネットにつながって、写真が撮れる、おきまりの長方形のガラス製品という形状に固定されてきたように思えます。ガラスのディスプレイを触れば、テキストを送れたり、音楽を再生できたりするという点でも、どのモデルも変わり映えしません。ただ新モデルになると、従来よりスクリーンサイズが大きくなったり、本体サイズが薄くなったりするだけです。

でも、なんだか今年は、このつまらないトレンドに、大きな変化が生じるやもしれませんよね!

おや? スマホのようすが......!

2月の25日からスペインのバルセロナで開催されるMWC(Mobile World Congress)においては、折れ曲がったり、折りたためたりという特徴を競い合う、変わり種のスマホばかりが並んでいるのでは? まずはSamsung(サムスン)が、ゴツいスマホなのに、開けばタブレットになるという「Galaxy Fold」を発表してきましたけど、これは続いてやってくるものの予兆にすぎないのかもしれません。Galaxy Foldのヒンジは、すばらしい工夫がなされていて、AMOLEDディスプレイが折りたためますし、搭載カメラは6個というモンスタースペックに仕上がっていました。

こういうコンセプト、大好きな人もいるでしょう? ほんの一昔前、ケータイショップに入って、ガラケーのヘンテコなモデルを見るのが楽しみという皆さまも少なくなかったのでは?

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折りたたみナイフのようにディスプレイ部分が回転するSamsung Juke。
Photo: Amazon.com

海外では、そのまんまチョコレートに見える「LG Chocolate」ですとか、iPodがスライドするかのような「Samsung Juke」なんてモデルが、人々を驚かせたものです。あのフリップ式のガラケーには、閉じたときも情報を表示する小型のディスプレイがついていたものですし、カメラレンズが回転する「LG CU500」なんて傑作もありました。そして、スライドすると、フルサイズのQWERTY配列のキーパッドが現われる「T-Mobile Sidekick」の存在も忘れてはなりませんよ。

こちらには、キワモノ携帯電話のリストアップも用意されていたりしますが、すっかりここ数年は、こういったデザインやアイデアに欠けた、単調なスマートフォンばかりという時代になっていましたね~。

スマホのデザインはふたたび多様性の時代へ

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OppoのFind X。ポップアップ式カメラを搭載。
Photo: 山本勇磨

ところが、最近のキワモノラッシュぶりには度肝を抜かれます。ベゼルもノッチも取り去った「Vivo Apex」が出たかと思いきや、もうあらゆるポートもボタンも取り去ってしまった「Meizu Zero」まで登場してくる始末ですから。すべてをワイヤレス充電とディスプレイタッチのセンサのみに頼りきるコンセプトは、これから主流となってくるやもしれません。もうすでにノッチを消してしまうアイデアは、Oppo、Xiaomi、Honor、Lenovoなどなどが、競ってデザインしてきています。

また、フロントカメラはスライド式の時代に逆戻りですね。あるいは、裏面にも簡易のOLEDディスプレイを搭載する「Nubia X」のようなモデルもあって、リアカメラの代用でフロントカメラを不要にしてしまうアプローチだってあります。

そして、いま熱いのは、折りたたみ式デザインです。仮に「Foldies」なんて呼んでおきましょう。Galaxy Foldを筆頭に、すでにCES 2019で披露されていたRoyole「FlexPai」ですとか、ZTEやOppoなども、新たな折りたたみスマホを準備しているんだとか。

ところで、当のユーザーは、いわゆるキワモノスマホを求めていたりするのでしょうか? まぁ、そもそもこれから、どのように風変わりなモデルが登場してくるのか、予想しかねる分野だってありますし、ここしばらく似たような新モデルしか目にしてこなかった退屈さを思えば、いろいろとおかしなコンセプトのスマートフォンが姿を現わしてくるトレンドは、歓迎すべきことでもあるのでは。

折りたたみスマホに感動を覚えなかった人でも、いまは5Gで新たな世代へ突入しようとしていることを思い出してください。5G時代にふさわしいスマホって、どんなものなのか? それはだれも知らないのですし、意外にキワモノがスタンダードと化す時代になるのやもしれませんよ…。

ここは柔軟に新たなものを受け入れてみようではありませんか? そのうち折りたたんで折り紙ができますってスマホが出てくるやもしれませんし、それが大ヒットモデルになる時代だってワンチャンあるかも。なにはともあれ、キワモノ世代乾杯!

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