ごめんごめん、うっかりミスだから!
Google傘下のIoTメーカーNestのIoT端末Nest Secureシステムに、ユーザーの知らないマイクが隠されていたことが明らかになりました。ユーザーとしては恐ろしい話ですが、Googleの言い分は「隠すつもりなかった」というもの。そんなの通るの?!
2月上旬、GoogleはホームセキュリティシステムNest Guard(Nest SecureシステムはGuard含む3つのプロダクトで構成されています)を、Googleアシスタントに対応させると発表。ユーザーにとってはありがたいアップデートですが、ここで問題が。この発表まで、Guardにマイクが内臓されているって誰も知らなかったのです。
Nest Secureが発表されはのは2017年。商品のスペック表に、マイクの記載はありませんでした。当時からアラームのON/OFFが音声コマンドに対応していたものの、音声コマンドを利用するには別途Google Home端末が必要でした。…それが、まさかマイクがあったとはね。
「端末に内臓されたマイクの存在は、故意に隠したわけではありません。本来、スペック表に記載されているべきものでした」そう語るのは、Googleの担当者。「こちらのエラーです」とミスを認めてはいるものの、マイク未記載は「エラー」ではなく、ユーザーへの「裏切り行為」だと信用問題を叫ぶユーザーがTwitter上には多く見られます。また、ただの記載ミスだというGoogleいわく、そもそもホームセキュリティ系端末には、通常と異なる音(窓ガラスが割れるなど)を察知する機能のために、マイクが搭載されているのは一般的だと。
ユーザーが知らなかったマイクの存在。今までにこっそり盗み聞きされていたのか?という疑問について、Googleの答えはNO。「マイクの設定はオフです。ユーザーが自ら設定をオンにしない限り起動されません」
お家の安全を守るための端末。まずは、この端末自体のセキュリティをしっかりやってほしいもんですね。1度失った信用を取り返すのは大変、Nestにとって、今年は頭の痛い1年になりそうですね。
Source: Business Insider