アジア2大メーカーから、折りたたみ出揃いました。
2月24日22時(日本時間)から中国のHuawei(ファーウェイ)が製品発表会を行ないました。この記事では、発表会でアナウンスされた製品にフォーカスを当ててまとめます。発表会の全体はこちらで翻訳していますので、どうぞ。
Mate X:Huawei初の折りたたみスマホ

Huaweiからも折りたたみスマホがでました。価格は2,299ユーロ(約29万円)。2019年半ばには登場予定です。
折りたたみスマホといえば、数日前にSamsungが「Galaxy Fold」を発表しました。違いとしては、Galaxy Foldが谷折りだったのに対して、Huawei Mate Xは山折りです!

開くと8インチ(2,480×2,200px)の1枚板。
折ると6.6インチ(2,480×1,148px)。
裏は6.38インチ(2,480×892px)です。

広げると、カメラが内蔵されている所だけ厚くなっています。Kindle Oasisみたいね。

そのカメラは、おなじみドイツの名ブランドLeica(ライカ)と共同開発したもので、40MPの広角レンズ、16MPの超広角レンズ、8MPの望遠レンズの3カメラ構成。
自撮り用のフロントカメラはありません。だって折り曲がって、プレビューできるから。また、Mate Xは5G通信(スタンドアロン、非スタンドアロン)にも対応します。イヤホンジャックはありません。
以下、スペックです。

CPU:HiSilicon Kirin 980
サイズ:
(開いたとき)幅 146.2×高さ 161.3×厚さ 11.0mm(最薄部で5.5mm)
(閉じたとき)幅 78.3×高さ 161.3×厚さ 11.0mm
重量:295g
ディスプレイ:
(開いたとき)8インチ、2,480×2,200px
(閉じたとき表)6.6インチ、2,480×1,148px
(閉じたとき裏)6.38インチ、2,480×892px
メモリ:8GB
ストレージ:512GB(最大256GBのNM cardに対応)
カメラ:Leica トリプルカメラ
40メガピクセル(広角)
16メガピクセル(超広角)
8メガピクセル(望遠)
バッテリー:4,500mAh(55W充電対応)
カラー :インターステラー・ブルー
MateBook X Pro:フラッグシップのノートPCもアプデ

2018年春に発表された「MateBook X Pro」も、2019年モデルにアップデートされました。ディスプレイの品質、外部ポート類などはほとんど変わっておらず、少しだけCPUとグラフィックス性能が良くなりました。
一番大きな変更点は、背面からHuaweiのロゴがなくなったことでしょうか。花びらのロゴがなくなり、シンプルに「HUAWEI」刻印だけになりました。またスペースグレーに加えて、今回はミスティックシルバーも登場。

PCとスマホのファイルシェア機能「Huawei Share OneHop」も登場しました。これは一言でいうとHuawei版AirDropです。Share OneHop対応のPCにスマートフォンをかざすと、画像やテキストがスマホ→PCへ移動します。PC→スマホへの転送も可能です。
以下、MateBook X Proのスペックです。
ディスプレイ:13.9インチ、3:2、3,000×2,000px、260 PPI、タッチ対応
大きさ:幅 303×奥行 217×厚み 14.4mm
重量:1.32㎏
CPU:Intel Core i5 8265U、Intel Core i7 8565U(第8世代)
GPU:Intel UHD Graphics 620、NVIDIA GeForce MX250 with 2GB GDDR5
ストレージ:256GB、512GB(NVMe PCIe SSD)
メモリ:8GB、16GB(LPDDR3 2133MHz)
外部ポート:イヤホンジャック、USB-C x 2、Thunderbolt 3 x 1、USB-A 3.0 x 1
カラー:スペースグレイ、ミスティックシルバー
MateBook 14:フラッグシップの弟くん

今年の1月に登場したMateBook 13に早くもバリエーションが登場。MateBook 14は、その名のとおり14インチのディスプレイを搭載。解像度は2,160×1,440pxです。

意外なことに、MateBook 14のCPUやグラフィックスは、MateBook X Proと共通しています。ディスプレイサイズも13.9インチと14インチ(どちらも3:2)と近いことから、MateBook X ProとMateBook 14は兄弟みたいな存在です。違いとしては、本体がやや分厚く、重いということ。
こちらもHuawei Share OneHopに対応します。
以下、スペックです。
ディスプレイ:14 インチ、3:2、2,160×1,440px, 185 PPI
大きさ:幅 307×奥行 223×厚み 15.7mm
重量:1.49㎏
CPU:Intel Core i5 8265U、Intel Core i7 8565U(第8世代)
GPU:Intel UHD Graphics 620、NVIDIA GeForce MX250 with 2GB GDDR5
ストレージ:256GB、512GB(PCIe SSD)
メモリ:8GB、16GB(LPDDR3 2133MHz)
外部ポート:イヤホンジャック、USB-C x 1、USB-A 3.0 x 1、USB-A 2.0 x 1、HDMI x 1
カラー:スペースグレイ、ミスティックシルバー
5G対応の通信機器(ルーター)がたくさん

今年から本格的に広がりそうな5G通信を見据えて、今回は5G関連の通信機器も3つ発表。
共通のポイントとしては、すべての機器に「Balong 5000」という最新の5Gモデムチップを内蔵していることです。これはHuaweiの子会社HiSilicon Technologies製です。

「5G CPE Pro」は今年1月にもお披露目された、一体型の通信機器。基地局から5Gを受信します。サブ6GHz帯域では4.6Gbpsの速度、通常でも3.2Gbpsの通信速度を得られると発表しました。
受信した信号は、Wi-Fi 6(802.11ax)規格でスマートフォンなどの端末に送信します。下りの最大は4.8Gbpsです。

「5G CPE Win」は屋外に取り付けるタイプの5G受信機。PoE接続(電源供給LAN)で屋内のルーターに接続し、Wi-Fi 6で各端末に送信します。IP65の防滴防塵に対応。

「5G Mobile Wi-Fi」は見てのとおり、モバイルWi-Fiルーター。据え置きではないタイプのモバイル5Gルーターです。8,000mAhのバッテリーを内蔵します。
以上、新製品まとめでした! じゃあ、あとはMicrosoft HoloLens 2組に任せた!!
2019年2月25日 12:30訂正:「バッッテリー」となっていたので修正しました。
Source: HUAWEI Global, Windows Central, blog of mobile, The Verge