「iPadで写真管理」を始めるために知っておくべきこと

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  • author 山本勇磨
「iPadで写真管理」を始めるために知っておくべきこと
Photo: 山本勇磨

そろそろクリエイティブしてみない?

YouTubeを見てばっかりのiPadで「クリエイティブなことしたい!」って方、写真をiPadで管理してみるのはどうでしょう?

いまは、デジカメで撮影した写真をわざわざPCに移さなくても、iPadで完結する時代なのです。

iPadで管理を始めるために必要なもの、写真の管理するためのオススメアプリ、それぞれの特徴をサクッとまとめました。ぜひ暇なときに環境構築してみてください。

まずドングルを買う

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Photo: 山本勇磨
USB-C用の純正ドングル(4,500円…)

言わずもがな、iPadにはSDカードスロットはありません。SDカードからiPadに写真を取り込む際には、別途SDカードドングルが必要です。

ドングルを買う際、2つの選択肢があります。純正を買うかそれ以外を買うか、です。純正のドングルは金額がちょい高く(USB-C用が4,500円、Lightning用が2,800円)、安定しています。

Amazonで安いUSB-Cハブを買う方法もあります。ただし、ホームボタンがないiPad Pro(2018)を持っている方は、要注意。なかには、MacBook用に作られていて、iPad Proに挿すのが窮屈なモノがあります(一回これで端子を壊しかけました)。

休憩Tips:USB-C端子つきカメラを持っているなら

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Photo: 山本勇磨
このカメラはFUJIFILM X-T3

iPad Pro(2018)と直接USB-Cケーブルで繋いで通信できる!

カメラからiPadへ読み込み

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Photo: 山本勇磨
読み込む様子。速度は実際と異なります

SDカードを差し込んだドングルをiPadに接続すると、自動で「写真」アプリが立ち上がります。写真のサムネイルを選択して、「読み込み」→「選択項目を読み込み」。カメラロールに直接、インポートされます。RAW写真も読み込みできますよ。

休憩Tips:iOS 12にしよう

Video: Daniel Ockeloen/YouTube

iOS 12になって、SDカードを認識してから写真のサムネイルが表示されるまでのスピードが爆速になりました。このアップデートのおかげで、iPadでの写真管理もかなり現実的になったのです。

ここまでで、デジカメからiPadのカメラロールに写真がインポートできました。では、その大量の写真を管理するアプリを決めていきましょう。

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今回は「Google Photo」「Amazon Photos」「Lightroom」「VSCO」の4アプリを例に挙げました。具体的な使い方は、スライドショーをパラパラめくって頂ければと思います。

最強のフォトクラウド「Google Photo」

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管理のしやすさ ☆☆☆

加工のしやすさ ☆


Google Photoの使い方・作業イメージ

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Image: Google
Google Photoのメイン画面。基本的に、カメラロールのすべての写真がインポートされる仕組みなので、雑多になる


Google Photoの使い方・作業イメージ

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Image: Google
アルバムごとに分類すると使いやすい


Google Photoの使い方・作業イメージ

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Image: Google
タグ付けなしで、写真を検索できる。さすがGoogle


Google Photoの使い方・作業イメージ

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Image: Google
Google Photo上で簡単な編集もできる


Google Photoの使い方・作業イメージ

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Image: Google
ただし後述のLightroomほど、調整しやすいものではない


Google Photoの使い方・作業イメージ

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Image: Google
右上の「・・・」から


Google Photoの使い方・作業イメージ

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Image: Google
メタデータを確認できる


Google Photoの使い方・作業イメージ

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Image: Google
有料プランの価格


何より、Google Photoの特徴は、無料アカウントで無制限にアップロードできること。Googleサーバーへアップすることに(プライバシー的な意味で)抵抗がなければコレで十分です。

Google Photoにログインした際に「高画質」と「元の画質」を選択できます。ここで「高画質」を選択すると、無制限で写真をアップロードできます。ただし、アップロードした時点で、写真は圧縮されます

一方、「元の画質」を選択した場合は、15GBの範囲で非圧縮の写真(RAW含む)を保存できます。この容量は、最大30TBまで月額課金でアップグレード可能。

休憩Tips:Google Photoにアップロードすると、どれくらい圧縮される?

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サポートページには「写真のサイズが16MPを上回る場合は、16MPまで縮小されます」と書いてある。試しに5,184×3,456pxの写真をアップロードしてみたところ、4,898×3,265pxにリサイズされました。違いはほぼわからないレベルの圧縮でした。

RAWを撮るなら「Amazon Photos(旧プライムフォト)」

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管理のしやすさ ☆☆☆

加工のしやすさ (できない)


Amazon Photosの使い方・作業イメージ

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Image: Amazon
カメラロールから自分が選択したものだけインポートする。シンプルなインターフェース


Amazon Photosの使い方・作業イメージ

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Image: Amazon
「その他」のタブからアップロードできる


Amazon Photosの使い方・作業イメージ

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Image: Amazon
選択の画面。指をスライドして一気に選択できないので辛い。1枚ずつポチポチする必要がある


Amazon Photosの使い方・作業イメージ

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Image: Amazon
右上の「・・・」から「情報」を押す


Amazon Photosの使い方・作業イメージ

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Image: Amazon
撮影時のメタデータも見れる。Google Photoに比べると、情報量は少ない


Google Photoとの大きな違いは、いくらアップロードしても、圧縮されないこと。写真を非圧縮・無制限でアップロードできます。RAW形式の写真をアップロードしても無制限です。

ここまで聞くと最高ですが、Amazon Photosは有料です。Prime会員限定のサービス、つまり年間3,900円(税込)がかかります。もちろん、PrimeビデオからAmazonお急ぎ便も含めて、ですけど。

休憩Tips:「Google」or「Amazon」どっちを使うか問題

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Photo: 山本勇磨

とにかく圧縮へ強い抵抗がある方は、非圧縮・無制限のAmazon Photosを使うのが無難。ただしAmazon Photosは、メタデータ(Exif)を詳細に確認できなかったり(Amazon Photosのスライド5/5参照)、使いやすさの点ではGoogle Photoが優勢。ちなみにGoogle Photoの有料プランは、2TBで月額1,300円です。

まとめると

普段はJPEGで撮影し、16Mピクセルまで圧縮されることに抵抗がない人
Google Photo

普段からRAWでガンガン撮影する人
Amazon Photos



管理から加工まで一気にできる「Lightroom」

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管理のしやすさ ☆☆

加工のしやすさ ☆☆☆


Lightroomの使い方・作業イメージ

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Image: Adobe
iPad版Lightroomのトップ。フォルダを作成して写真をカメラロールからインポートして仕分ける


Lightroomの使い方・作業イメージ

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Image: Adobe
絞りやシャッタースピードの情報も表示できる


Lightroomの使い方・作業イメージ

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Image: Adobe
画像をタップすると編集画面にすぐ遷移する。編集の細かさはダントツ


Lightroomの使い方・作業イメージ

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Image: Adobe
写真にスターをつけられる(ショートカットキーでも入力可)


Lightroomの使い方・作業イメージ

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Image: Adobe
スターの数や、撮影場所などでソートもできる


Lightroomの使い方・作業イメージ

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Image: Adobe
また使ったカメラ別に確認もできる


Lightroomは、おなじみAdobe(アドビ)製の写真現像&管理アプリ。PC版ではかなり有名なLightroomですが、iPadでもほとんど同じ機能をもったアプリがリリースされています。トーンカーブから、レンズ歪み補正修復ブラシなどなど、PCソフト並みのツールがそろっています。

写真のフォルダ分けから加工までが一直線で行なえるので、貯めるだけではなく、しっかり後処理したい人にオススメ。Adobeクラウドストレージ(無料メンバーシップで2GB)が尽きた場合は、内蔵ストレージでも管理ができます。が、容量の少ないiPadでは現実的ではありません。

映えを狙うなら「VSCO」

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管理のしやすさ ☆

加工のしやすさ ☆☆☆


VSCOの使い方・作業イメージ

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Image: VSCO
VSCOのメインページ


VSCOの使い方・作業イメージ

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Image: VSCO
簡単にソートもできる


VSCOの使い方・作業イメージ

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Image: VSCO
VSCOの顔とも言えるフォルター類


VSCOの使い方・作業イメージ

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Image: VSCO
VSCOはLightroomと比べて現像できるパラメーターが少ない。けど、カジュアルに編集できるのが良い点


VSCOの使い方・作業イメージ

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Image: VSCO
カメラロールから直接アップロードできる。便利


VSCO(ビスコ)自体は、写真加工アプリとして有名ですが、写真管理(っぽいこと)もできます。

トップ画面はGoogle Photoのようなタイルデザインで、iPadのカメラロールからVSCO内にインポートして使います。

Google Photoのようなフォルダ分けができないので、正直、管理ツールとしては不十分です。しかし、加工あってのVSCOは、言うなれば「加工したいくらいお気に入りの写真」が並ぶ大きなフォルダ。

他の3つとは少し毛色が違いますが「お気に入りの写真だけを集める」管理ツールとして使えます。

休憩Tips:VSCO×クラウドの組み合わせは最高

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Photo: 山本勇磨

VSCOを使う場合、管理のしやすさの点では微妙。そこで、Google PhotoやAmazon Photosを管理用のクラウドとして使い、お気に入りの写真だけiPadのローカルに落としましょう。クラウドでローカルを圧迫せずに写真管理ができ、VSCOで加工もカジュアルにできる環境が構築できます。

iPadでEnjoy写真ライフを!

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