米軍「次世代ライフルはiPhoneっぽいんだぜ」

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米軍「次世代ライフルはiPhoneっぽいんだぜ」

ハッキングのリスクとか、考えただけで怖い。

米軍の次世代のライフルがiPhoneみたいになるそうです。いや、別にポケットサイズのiPhone型ライフルとかじゃなくて、軍と退役軍人のサイト「Task & Purpose」によると、iPhoneのように拡張可能なプラットフォームにする計画がすすんでいるのだそうです。

いま米軍兵士たちが使っているのはM4やM16といったライフルですが、それに代わるであろうと期待されているのがNext Generation Squad Weapons(NGSW)。これは「致命的な(リーサル)iPhone」とも呼ばれていて、最終的にiOSのようなプラットフォームになるようです。

プロジェクトマネージャーで陸軍大佐のElliott Caggins氏は、次のようにTask & Purposeに語りました。

「スティーブ・ジョブスと彼のエンジニアがiPod Touchを最初のiPhoneに変換しようとしていたことを想像してください。最初のiPhoneには1000もの技術を入れることができましたが、システムに入れる前にプラットフォームを成熟させようとしました。」

Task & Purposeによると、NGSWチームは「広い範囲で命中率を高めるように特別に設計された火器制御システム」と、対サイバー攻撃用に強化されたプロセッサと、風速などを検出して兵士の目標調整を助ける「マルチレーザー距離計システム」を搭載することを望んでいるそうです。

また、軍は、ライフルにサプレッサーベースをつけたいと考えており、さらには将来的に「エイム・オーグメンテーション(照準の強化)」システムを統合することも望んでいるのだとか。Military Timesの情報では、ヘルメットに搭載されるヘッドアップ・ディスプレイシステムとの統合もNGSWプロジェクトの重要なパートとなる予定だそうです。

「この武器システムには何百という機能を追加できます。しかし、過去に行ったことのすべてを活用するシステムを全体的に構築することで実現したいと考えています。」とCaggings氏。「これはiPhoneと同様に機能が向上することを意味しています。」

軍は今夏までに試作品をテストし、2022年度末までに「リーサルiPhone」をフィールドで使うことを望んでいるそうです。Military Timesによると、この武器を最初に受け取るのは歩兵と偵察部隊を含む10万人とのこと。

スクリーンとジョイスティックで兵器を遠隔操作するとか、スマート戦車の操縦手にゲーマーを募集しているとか、なにかとゲーム化されてきていると感じていましたが、歩兵のライフルがiPhone化するとは…。サイバー攻撃対策はしているようですが、やっぱりちょっとリスクが怖いです。

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