手書き派じゃない人にも!
Samsung(サムスン)のGalaxy Noteシリーズといえば、専用スタイラスペンの「S-Pen」にて、手書きのノートを取れることがウリで登場してきたハイエンドスマートフォンです。そして、近年は、ただ普通にスタイラスとしてスクリーン上を走らせるのみならず、シャッターボタンになったり、各種コントローラーになったりと、本来の用途以外にも使えるアイデア周辺機器へとも進化を遂げてきたわけですが…。

このほどDigital Trendsは、新たにSamsungが特許を取得した、さらなるS-Penの発展を予感させるアイデアを伝えています。これがS-Penかどうかは不明なものの、スタイラスペンへ最大4個のカメラレンズを搭載させ、スマートフォン本体なしに、S-Penのみで高機能な4眼カメラとしてフル活用。あるいは4眼とまではいかずとも、より広角で高精度なズームレンズを搭載し、本格的なカメラに仕上げてくる可能性も秘めています。

スマートフォン本体ではなく、S-Penのような付属のスタイラスにカメラ機能を移す利点は、真のフルスクリーンスマホの実現にあるでしょう。もうノッチもレンズ穴も不要になり、本体サイズのスリム化やバッテリーの大容量化など、いろいろメリットは増えていきそうです。かさばるスマホではなく、軽いペンだけかざして撮影できるのであれば、絶妙のタイミングを逃すことなく、ブレないスーパーショットが生まれる機会もアップするでしょうし、長時間の動画撮影だって楽になるのでは?
ただし、いまでさえ決して安いとはいえないS-Penの値段が、さらに高まってしまうマイナス面も否定できません。また、そもそもスタイラス以外の用途に使おうとすると、S-Penのバッテリーの持ちは悪く、単独では30分ほどしか使い続けられませんからね。特許申請から2年しか経過しておらず、すぐに今回のアイデアが商品化されるとも思えませんけど、でも、ここまで進化を遂げたS-Penの姿を早く見てみたいなって期待は高まっていきます~。
Source: Digital Trends