TikTokに約6.3億円の罰金。キッズのデータを違法収集

  • 11,375

  • author Bryan Menegus - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岡本玄介
TikTokに約6.3億円の罰金。キッズのデータを違法収集
Image: Victoria Song/Gizmodo

しかも、大人が気軽にメッセージを送られるようにしていたのです。

十代を中心に人気の15秒リップシンク動画アプリTikTokも、そのTikTokが買収したMusical.lyも、過去にはユーザーの同意を得ることにあまり気を配らないでいました。そしてユーザーが若者であるがために、現在TikTokは子供のオンライン・プライバシーを侵害したとして、最大の民事罰を受けています。

親の同意を求めていなかった

2000年にアメリカで施工された、児童オンラインプライバシー保護法であるCOPPA(Children's Online Privacy Protection Act)は、13歳未満のユーザーから個人情報収集のためには、保護者の同意を得ることを企業に強いています。

ですが連邦取引委員会によりますと、TikTokは「かなりの割合い占めるユーザーが13歳以下であることに気付いていながらも、保護者らから同意を得ず何千もの苦情が届いていた」と報告しています。

登録される個人情報

このアプリによって潜在的に抜き取られた情報には、メールアドレス、電話番号、氏名および写真がありました。同社の広報担当者は、潜在的に13歳未満のユーザーの割合いについてコメントを控えましたが、昨年8月にMusical.lyがTikTokへとブランド変更して以来、ユーザーには13歳以上であることを確認するよう促していたそうです。

不届きな大人が子供を誘惑する

ハイテク企業がプライバシー法を無視していることは、いまに始まったことではありません。ですが、オープンなメッセージング構造、自動的に一般公開されるプロフィール・ページ、加えて大量の未成年者という要素が合わさり、「Musical.lyアプリを通じて、大人が子供たちに連絡を取る」ことに繋がった、と連邦取引委員会が報告しています。

ということでTikTokは、今後COPPAを順守し、保護者の要請で保存されたデータを削除する以外にも、570万ドル(約6億3000万円)という罰金を支払うことになりました。

TikTokによる声明文

TikTokのブログ記事では、今日からこういう試みを始めると宣言しています。

オーディエンス向けに特別に設計された、追加の安全性とプライバシー保護を導入しました。個別のアプリ体験で、限定的に米国の若年層ユーザーに対応するための変更が行なわれ、個人情報を共有させないことで、コンテンツやユーザーとのやり取りが大幅に制限されます

マサチューセッツ州上院議員のエド・マーキー氏は、判決後の声明で次のように述べています。

この連邦取引委員会の判決は、私たちが長い間知っていたことを強調しています。それは企業が子供たちの個人情報を範囲外とは考えていないということです。

この罰金はCOPPA違反史上、最高金額であるかもしれませんが、子供たちに与えられた危害やほかの会社による将来の法律違反を阻止するのには、不充分なほどです

Source: TikTok

    あわせて読みたい

    powered by