中国メーカーTCLの折りたたみスマホは2020年半ばまでおあずけ

  • author Sam Rutherford - Gizmodo US
  • [原文]
  • Kaori Myatt
中国メーカーTCLの折りたたみスマホは2020年半ばまでおあずけ
Image: Sam Rutherford(Gizmodo US)

ファルコンの次はドラゴン。

先週は、Samsungの「Galaxy Fold」やHuaweiの「Mate X」といった折りたたみスマホの発表ラッシュでしたよね。

このラッシュはまだまだ続きそうです。次々と折りたたみスマホが発表されたMWC 2019(モバイル・ワールド・コングレス)では、中国の電機メーカーTCLの折りたたみスマホも展示されてましたよ。ただし、TLCはプロトタイプの断り書きつきです。リリースは2020年半ばを予定しているとのこと。TCLはその理由について、いくつかあげています。

まず、TCLには十分な技術があるにもかかわらず、発売までにはもう少し時間をかけて成熟させたいという意欲があるということがひとつ。また、現在の折りたたみスマホは2,000ドル(約22万2000円)から2,700ドル(約30万円)までとなかなか高額な価格帯にあり、一般ピープルの手にはなかなか手に届きにくいからいうことがもうひとつの理由のようです。

TCL2
Image: Sam Rutherford(Gizmodo US)
すべての可能性をつめこもうとしているように見えます。

ドラゴンヒンジは中折りタイプ

だからといってTCLは折りたたみスマホについて意欲的でないかというと、そうではありません。MWCで展示していた折りたたみスマホは「DragonHinge(ドラゴンヒンジ) 」(どうも妙ちくりんなヒンジの名前が流行りになってるようですがそれはさておき)と銘打ったプロトタイプ。このヒンジはRoyoleのFlexPaiにちょっと似ていて、 TCLのも蝶番がついた中折りタイプです。

現在、TCLの7.2インチの折りたたみ画面は2048 X 1536です。TCLが実際に販売する製品を作りこんでいく過程でもっとよいものになる可能性は十分にありますが。今の時点ではあなたが思っていることを代弁すれば、中折したときに折り目の部分はどうなる?ということではないでしょうか。

このプロトタイプはヒンジ部分がでかいっ。閉じた時の隙間はMicrosoft Surface Bookで見たのよりずっと大きく見えます。だからこそ、TCLはもう少し時間をかけたいと言っているのでしょう。わかるわかる。

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あらゆる可能性を込めようとする未来デバイス

でもTCLの長細くてポートレートスタイルの端末は、希望が持てますよ。要するに、かつて一世を風靡したフリップ型の携帯と同じ作りなんですから。もうちょこっと工夫すれば、みんなが噂してた注目の折りたたみRazrのようなものが出来上がるかも。

TCLがこのプロトタイプをここで披露していること自体ちょっぴり驚きなんですよね。だってTCLは常にミッドレンジの格安デバイスを発表してから、開発を重ねて改良していくのが常套でしたから。TCLのコンセプトスケッチを見ると、電話ということのみを考えているわけではないことがわかります。ウェアラブル、タブレット、折りたたみに詰め込めるあらゆる可能性をここに込めようとしているのです。

TCLははすでに世界最大手のディスプレイメーカーの名を手にしていますよね。だからこそ、その腕の見せどころだと思っているのかもしれません。それじゃあ、これからの18カ月でこれをどう改良していってくれるのか、楽しみにすることにしましょう。