SpaceX、有人カプセル「Crew Dragon」の試射に成功! スターマンも乗ってるよ

  • author George Dvorsky - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岡本玄介
SpaceX、有人カプセル「Crew Dragon」の試射に成功! スターマンも乗ってるよ
Image: SpaceX

ドラゴンが火を吹きます。

つい先日、NASAがイーロン・マスクのSpaceXによる、7席の無人テスト用「クルー・ドラゴン」カプセル打ち上げにゴー・サインを出したとお伝えしましたが…2019年3月2日に無事、ファルコン9ロケットによって宇宙空間へ打ち上げることに成功しました。

カプセル内にはスーツだけのスターマンと、地球を擬人化したぬいぐるみが乗せられ、国際宇宙ステーション(ISS)へと旅立ちました。

ではフロリダのケネディ宇宙センターで行われた、打ち上げの様子をご覧ください。実際に飛び立つのは49:00頃です。

Video: SpaceX/YouTube

打ち上げの様子

はじめは毎秒1kmずつ上昇していく感じで、時速1,000kmを超えた辺りから高度が急上昇するのが気持ちイイですね。

51:44頃にブースターが切り離されると、管制センターでは歓声が沸き上がりました。また56:50頃には、切り離された第1段階ロケットが再突入のため再点火し、ここでまた歓声が。続いて58:56に真っ直ぐ地上に降り立つことに成功。ここでまた拍手喝采が起こりました。

さらには1:00:18で「クルー・ドラゴン」が第2段階ロケットと切り離され、地球の周回軌道に乗ったことがわかりました。ISSとドッキングができれば、初めて民間の宇宙事業社による商業用カプセルが合体するという、さらなる偉業が達成されることとなります。

今回のテスト飛行は

まず人間を乗せて飛ばす前に安全性を試すためのもの。それにこうした事業には失敗も付き物なので、あえて失敗する箇所を予め炙り出しておいて、本番の有人飛行でトラブルが起こらないようチェックする意味もあります。

今回の発射は午前2時48分という深夜でしたが、これは地球の自転がロケットをISSの周回軌道に乗せるタイミングに合わせて選ばれた時間でした。ちなみにISSは、秒速7.7kmで地球を周回しています。

ISSとのランデヴー

「クルー・ドラゴン」カプセルは3月3日、日曜日の午前5時44分に、自律的にISSへのドッキングを予定しており、ハッチの開口は午前8時45分を予定しています。そのご3月8日午前2時にハッチを閉じ、午前7時30分に地球の大気圏に再突入。フロリダの海岸線沖の大西洋、発射基地から370km地点に着水することになります。この様子は、NASA TVでチェックできることになっています。

もし今回すべてのテストが成功したら、4月に緊急脱出装置のテストを行ない、7月には「Demo-2」と呼ばれる有人飛行ミッションが行なわれます。そこでは宇宙飛行士のダグラス・G・ハーレイとロバート・L・ベンケンのふたりが乗り込み、ISSへと向かうことになっています。

ボーイングもカプセル開発中

余談ですが、NASAはBOEING(ボーイング)社とも有人カプセル「CST-100 スターライナー」を飛ばす計画でも手を組んでおり、彼らは4月に無人テスト飛行を、それが成功すれば8月に有人飛行へと移る予定です。


宇宙旅行が手の届くところに来つつありますね。いつの日かきっと、一般人でも手が届くお値段で地球の青さを確認できることができるでしょう。

Source: YouTube, esa, Commercial Crew Program, NASA

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