非の打ち所がない。Dellの最新ノートPC「XPS 13」レビュー

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非の打ち所がない。Dellの最新ノートPC「XPS 13」レビュー
Image: Alex Cranz / Gizmodo US

もともと10点満点いっちゃいそうな危うさはあったのだけど、今度のDell XPS 13はびっくりです。粗探しするのが途中で嫌になるほどの完成度。

Dell XPS 13 (2019)

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これは何?:Dell最新&最上位ノート

価格:900ドル(約10万円)~。試したのは1,660ドル(約18万5000円)モデル

好きなところ:何もかも

好きじゃないところ:ツートンカラーは好き嫌いあるかな

「上質なノート」というと、何を連想しますか? やっぱり13インチのMacBook Pro? Macの人もWinの人も「Apple=上質」イメージですよね。

ここにきてWindows 10勢もHUAWEI MateBook 13(3月15日に日本上陸)でハイエンド感が増してますが、MateBookは非接触でスマホから写真を取り込める高度な技を備えていながら、そのあまりにもMacインスパイアドな姿形からクローン機と呼ばれています。

DellのXPS 13もApple(アップル)っぽいと言われたのは今は昔。最近は独自の進化を遂げて、甲乙つけがたい美しさとなっています。

パームレストが冷たくない

新モデルは前バージョンのXPS 13(まだ公式サイトで買えます)からお値段据え置きの900ドル(約10万円)です。最安モデルだと1080pのタッチ非対応ディスプレイ、 Intel i3-8145U CPU、RAM4GB、128GB SSDという非力な陣容ですけど、1,210ドル(約13万4000円)まで出すと、i5-8265U、RAM8G、256GB SSDでぐんと性能アップ。

一番高い1,660ドル(約18万5000円)までいくとタッチ対応4Kディスプレイになって、性能もi7-8565U CPU、RAM16GB、256GB SSDにアップグレードとなります。

見た目はどれも同じです。Appleで流行ったアルミのユニボディはやめてしまいました。万人受けするデザインで僕はいいと思ったんですけど、会社の人の反応は今ひとつで、チープだって言う人もいました。何種類かの素材が組み合わさっているので統一感がなく感じるのかもしれませんね。

閉じると指紋がつきやすいアルミ。開けるとガラスと白のカーボンファイバーで、遠くから見ると、この白のところが面白みに欠けるようです。でも、使ってみるとこれが結構快適で、パームレストの熱の伝わり方もメタルのとは違って、いい具合に温かいんですよね。冬のNYでも助かっちゃいました。

あ、オーバーヒートの心配はないです。そちらはしっかりファンで管理されています。

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Image: Alex Cranz / Gizmodo US

カメラが上に戻った!

使用中に目にするパートは、何もかもがエレガントです。画面もベゼルもガラスの下でシームレスに一体化してます。XPS 13といえばベゼルが薄いノートの走りですけど、今も最薄クラスですね。あまりにも薄くなってカメラの取り付け場所がなくなって前モデルでは下に移動しちゃったので、スカイプの向こう側の人に妙に鼻の穴が大きく見えるんじゃないかという一抹の危惧がありました。

HuaweiのMateBook Xも取り付け位置は下なんですが、キーボードのところに隠してるので、あまりカメラを意識せずに使えます(Dellのほど画質はよくないけど、目立たないのはありがたい)。

XPS 13の新モデルでは小型になって上の定位置にカムバック。1080pの高解像度を維持しているので、小型なのにスカイプも電話会議も十分いけます。

ゲーム処理性能は今ひとつ

Twitchでゲームストリーミングするときには、ついつい別のカメラ使ってしまいますけどね。今回レビューしたDell XPS 13のi7モデルは、同等スペックのMateBook 13と処理性能は同じなのですが、MateBookや(同じ価格帯の)Razer Blade Stealthほどグラフィックカードはいいのが選べなくて、 Intel 620のCPU内蔵グラフィックスです。つまり、大体のタスクは問題なくできるけど、ことゲームに関しては、MateBook 13やRazer Blade Stealthに太刀打ちできない、ということになります。

バッテリーもちは十分

Dell XPS 13のレビュー機はバッテリー消耗の激しい4Kなのに満充電で9時間26分もちました。MateBook 13 (2160 x 1440)はわずか8時間9分。Razer Blade Stealthはテスト機と同じi7で10時間11分連続使用できましたけど、画面が4Kじゃないので、たぶん同じ1080pの画面で比べたら大差ないのではないかと思います。

ついついRazer Blade Stealthと比べてしまう

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Image: Alex Cranz / Gizmodo US
下のRazer Blade StealthよりDell XPS 13のほうが薄め
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Image: Alex Cranz / Gizmodo US
上から比較

レビューしながらRazer Blade Stealthとつい比べてしまいました。スペックも値段も近くて、どちらとも、ここ10年ぐらい大きな変化のないAppleとは明らかに違うシャープなデザインです。

サイズ的にはRazer Blade Stealthのほうが少し大きくて重さもあります。Stealthは厚さ14.7mmでDell XPS 13は最厚11.7mm・最薄7.6mm。重量は一番軽いのでRazer Blade Stealthが1279g、Dell XPS 13が1225g。Razer Blade Stealthのほうが音は大きくてポートもUSB-C、 Thunderbolt 3各1基とUSB-A 3.1ポート2基なので、Dell XPS 13(Thunderbolt 3ポート3基、MicroSDカードスロット1基)ほど柔軟ではないという違いはありますが。

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Image: Alex Cranz / Gizmodo US
ポート

ただ、用途はかなり開きがあって、Razer Blade Stealth(黒とピンクの2モデル)はゲーマー向け、Dell XPS 13(アルペンホワイト、ローズゴールド、プラチナシルバーの3モデル)は万人向けなので、大体の人は後者のほうが安くて小さくてベターと感じるかと思います。

上質なノートが欲しくて、Macにこだわらないなら、最初に手にとってみるべき先頭集団に新型XPS 13は完全に入ってます。Dellの13インチノートもようやく完成形に近づきつつあることを実感しました。

5秒でまとめると

・ウェブカムが元の定位置に戻りました

・画面が鮮明、ベゼル激薄

・パームレストがカーボンファイバー。これ最高

・指も喜ぶキーボード

・充電もち十分

Dell XPS 13(2019) ほしい?

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