iPadのラインアップは複雑になりすぎた。けど新「iPad Air」が必要な人は確実にいる!

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  • author 山本勇磨
iPadのラインアップは複雑になりすぎた。けど新「iPad Air」が必要な人は確実にいる!
Image: Apple

iPad AiriPad miniの新型が出ました! みなさん、iPadのページはもう舐めまわしましたか?

iPad Airが帰ってきて、懐かしい。iPad miniが帰ってきて、懐かしい。MacBook mini、MacBook Airのアプデに続き、最近のApple(アップル)はホント、忙しい。心臓に悪い。

5つも選択肢あるのは流石に多すぎ

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Image: Apple
iPadが乱立

で、今回のアップデートで気づいたことを一つ。

10.5インチのiPad Airが復活しましたが、並行して既存の9.7インチのiPad(無印)は残ってるんですよ。これ、盲点。

iPad Airは5万4800円(税別)からなので、「なんだー! iPad高くなちゃったじゃーん!」と思いきや、3万7800円の安いiPadもキープ。選択肢が増えていいね!

ただ、ラインアップとして並べると

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Image: Apple

iPad Pro(大・小)|iPad Air|iPad|iPad mini

という、4モデル5サイズ。訳わからんラインアップになってしまったのです。これはややこしい。ちょっとここで、新iPad Airの立ち位置を整理してみましょう。

iPad Airは「iPad」と「iPad Pro」のちょうど中間

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Image: Apple

そもそも今のiPad(無印)は、2017年に「iPad Air 2」から転生したモノなので、iPadとiPad Airが並ぶことは若干おかしな構図でもあります。

iPadとiPad Proで比較検討すれば良かったところにAirが入り混んできて、余計にややこしい。

でもiPad Airが必要な人たちは確実にいます。

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Image: Apple

その理由のひとつは「Smart Keyboard」が使えるから。ProじゃないiPadでSmart Keyboardが使えるのは、iPad Airが初めてです。

ペアリングが必要ないApple純正のキーボード(Smart Keyboardや、Smart Keyboard Folio)は今まで、iPad Proの特権でした。2018年にApple Pencilに限ってはiPadでも使えるようになりましたが、それでもキーボードだけはiPad Proの特権。

しかし、その特権が今回のアップデートで消滅。新iPad AirはSmart Keyboardに対応しました。

iPad Pro並みのマシンスペックは要らないけど、テキストを打つのにSmart Keyboardを使いたい人にとって最高のiPadが、iPad Air。けっこう多いはず。ただキーボードが使いたいだけなのに、Proの選択を余儀なくされた層。

iPadにある「洗練されていない感」がないはず

iPad Air
(2019、現行)
iPad Pro 10.5インチ
(2017、ディスコン)
iPad
(2018、現行)
ディスプレイサイズ10.5インチ10.5インチ9.7インチ
高さ250.6 mm250.6 mm240 mm
174.1 mm174.1 mm169.5 mm
厚さ(カメラ突起のぞく)6.1 mm6.1 mm7.5 mm
重量(Wi-Fi/セルラー)456 g / 464g469 g / 477 g469 g / 478 g

iPad Air、とても薄いです。6.1mm。iPadの7.5mmが、ちょっとバカバカしくなってきます。タブレットの世界での1.4mmの差は、東京タワーとスカイツリーくらいの差があると思ってください。

そしてiPad Airは、2017年に出たiPad Pro 10.5インチとサイズがまったく一緒です。重さを除き、高さ、幅、厚み、ディスプレイサイズ、すべて一緒。ディスプレイを囲うフレームの幅も同じでしょう。

つまり何が言いたいかというと、新iPad AirとiPadの差は、1年前のiPad ProとiPadの差と同じくらいあるってことです。iPadで感じる「ボテっとした」印象は、iPad Airにはないはず

(iPad AirとiPad Pro 10.5を詳しく比較したい人は、ここここを見比べてみてください)

フルラミネーションディスプレイに拍手

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Photo: 山本勇磨
左:フルラミネーション加工なし/右:フルラミネーション加工あり

もう一点、3万円台iPadの弱点として、ディスプレイの品質があまりよくなかったんです。

ここ2年のiPad(2017年、2018年モデル)は、仕様上、ディスプレイとカバーガラス面に視差がありました。つまり、指を押しているところと、タッチが反応しているところに若干のズレがあるってわけです。

指ならまだしも、これがApple Pencilの細いペン先となると、支障アリ。これを対処するために、iPad Proでは当初から、ディスプレイと表面のガラスを一体化させる「フルラミネーション加工」を施したディスプレイを採用してきました(加工は2014年のiPad Air 2の頃からあった)。つまり、触った点=ディスプレイが反応する点になるわけですが、それが今回のiPad Airでも採用。視差問題は解消されています。

残念ながら、iPad Airのディスプレイはぬるぬる動く120Hz動作(ProMotion)には対応しませんでしたが、少なくともフルラミネーション加工を採用してくれた点、とても喜ばしいです。

実は一番欲しいラインなんじゃない?

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Image: Apple

ラインアップがややこしくなりましたけども、結果的に、それぞれ買うべき層がパッキリ分かれたと思います。

・最安価のiPadは、お子さんに買い与えたり、教材アプリを開いたり、とりあえずiOSが動けばいい層向け。

・最高級のiPad Proはとにかく、コア数が多くて、ぬるぬるで、Face IDで!っていうプロ or ギーク向け

・その間に加わったiPad Airは、そこそこのスペックとディスプレイ品質でいいから、初期投資を抑えて、iPadでスマートライフを送りたい人向け

こうして見ると、実はiPad Airが欲しい層が一番多そうではある。iPadとiPad Proのミゾってけっこう広かったんだなと思います。

でも、iPad Airが出た今でも言えることは、とりあえずiPad Proを買っておけば、iPad AirやiPadが新しくなろうが割とどうでもいい話に聞こえるってことじゃないでしょうか。

Source: Apple(1, 2, 3

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