縦書きで作家気分。
いや、気分の問題だけでなく、表現の手段が増えたという意味では、すごく大事なアップデートが行なわれました。本日Mac版のiWorkが更新され、「Pages」「Numbers」「Keynote」それぞれで日本語・中国語・韓国語での縦書きに対応しています。
「いまさら!」と言われればそうなんですけど、これまで縦書きで小説やストーリーを書きたくてもできなくて、泣く泣く他社製アプリを使っていた人も居るんじゃないかな(僕もですが…)。でも、対応時期こそ遅れたものの、これでエディタとして、電子書籍のオーサリングツールとして、一歩完成形に近づいたように思えます。

Pagesでは縦書きのテンプレートも用意されていました。各アプリの詳しい変更点は以下をどうぞ。
Pages
• 日本語、中国語、韓国語で、書類全体または個別のテキストボックスに縦書き入力できるようになりました。
• 新しい目次表示で書類またはブック内を簡単に移動できます。
• iCloudを使って、カスタムシェイプとテンプレートをすべてのデバイスに自動的に同期できます。
• マスターページに配置ガイドを追加して、レイアウトに役立てることができます。
• 書類での共同制作中のパフォーマンスが向上しました。
• 共同制作中に目次を挿入したり、グループ化されたオブジェクトを編集したりできます。
Numbers
• 日本語、中国語、韓国語で、シェイプやテキストボックス内の縦書き入力に対応しました。
• スマートカテゴリのパフォーマンスと使いやすさが向上します。
• カスタムシェイプやテンプレートを保存して、iCloudを使ってすべてのデバイスに自動的に同期できます。
• スプレッドシートでの共同制作中のパフォーマンスが向上しました。
• グループ化されたオブジェクトを共同制作中に編集できます。
• Excelファイルとカンマ区切り値ファイルの読み込み機能が改善されます。
Keynote
• 日本語、中国語、韓国語で、シェイプやテキストボックス内の縦書き入力に対応しました。
• 1つ以上のスライドを書き出して、アニメーションGIFを作成したり共有したりできます。
• iCloudを使って、カスタムシェイプとテーマをすべてのデバイスに自動的に同期できます。
• 幅の広いカスタムの縦横比を使用したスライドがスライドナビゲータ、ライトテーブル、発表者ディスプレイで、よりきれいに表示されるようになりました。
• プレゼンテーションでの共同制作中のパフォーマンスが向上しました。
• グループ化されたオブジェクトを共同制作中に編集できます。
かくいう僕も縦書きは渇望しておりまして…。
ちなみに、iOS版もすでに縦書き対応しているので、環境を問わず縦書きOK。思う存分創作意欲をぶつけられます。
よーし、いっちょ取ってきますか、直木賞を。
Source: Apple via Macお宝鑑定団Blog