スマホが5分で充電可能に? 次世代の電池はナトリウムが主役になるかも

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  • author 渡邊徹則
スマホが5分で充電可能に? 次世代の電池はナトリウムが主役になるかも
Image: Shutterstock

シャワーの間にフル充電。

スマートフォンなどの電化製品からEVまで、生活に身近なリチウムイオン電池。しかしこの電池、貴重な材料であるレアメタルを使っていることもあり、必ずしも盤石とはいえないそうなんです。

IBMのWebメディアMugendai(無限大)では、そのリチウムイオン電池に次ぐ次世代技術が紹介されていました。リチウムとは異なり、世界中にある素材が材料になるそうですよ。

素早い充電、大規模な蓄電。ナトリウムイオン電池が描き出す未来

スマホが5分で充電可能に!? 次世代の電池は、ナトリウムが主役になるかも
Image: Mugendai(無限大)

インタビューに登場していたのは、東京理科大学理学部教授駒場慎一さん。駒場さんが研究しているのが、ナトリウムを使った電池です。

リチウムイオン電池の原料であるリチウムはおもに南米で採れるのですが、その量は地球の地殻成分の0.002%ほど。日本はこれを全面的に輸入に頼っているため、原料の安定供給には常に不安がつきまといます。

一方で、世界中に豊富に存在するのがナトリウム。その量はリチウムの実に約1400倍にもなるそうで、レアメタルに対し「コモンメタル(汎用金属)」とも呼ばれています。

材料が豊富なのは分かりましたが、気になるのはその性能ですよね。駒場さんらの懸命な研究が実り、現在のところナトリウムイオン電池の容量はリチウムイオン電池の約9割寿命は同じ程度にまで向上したそうで、実用化に近づいているんですって。

スマホが5分で充電可能に!? 次世代の電池は、ナトリウムが主役になるかも
Image: Mugendai(無限大)

ナトリウムイオン電池のすごいところは、それだけではありません。急速な充放電が得意な性質から、EVのブレーキやアクセルに向いているほか、リチウムイオン電池で30分かかっていたスマートフォンの充電が5分ほどにもなるんですって。これなら電池切れも怖くなさそう。

そのほかにも、原子力や火力発電所の隣に巨大な蓄電所として、大型ビルで夜間電力を蓄電して昼間に使うなど、われわれの世界を変えてくれそうなナトリウムイオン電池。

この分野での第一人者である駒場さんが語る、東日本大震災がきっかけで研究が注目されるようになった話や、中韓などとの激しい研究争いから見える日本の現状など、次世代電池やその研究に興味のある方は、Mugendai(無限大)よりぜひ続きをお楽しみください。

Source: Mugendai(無限大)

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