お花畑じゃないよ。開いて縮んで移動する細胞ロボット

  • author 岡本玄介
お花畑じゃないよ。開いて縮んで移動する細胞ロボット
Image: MIT News

ロボットの新たな移動手段となるか?

微細な細胞から着想を得て、MITとコロンビア大学、それにコーネル大学、ハーバード大学の研究者たちが、集合して移動したり、物を運んだりするための「パーティクル・ロボット」を作っています。

単体ではただ花びらが開いたり閉じたりするだけに見えますが、これが複数いると花びらの端っこにある磁石でくっつき合い、この開閉の力で互いに押し合いへし合いして移動するのです。

Video: Massachusetts Institute of Technology (MIT)/YouTube

細胞みたいに集まって活動するロボット

hackster.ioでは、このロボットたちは光センサーで光に向かって進むとあります。そして各ユニットは、光の強度を感知してその測定値をグループ全体に配信。その信号を受信した各自が、光に向かうよう力を合わせるのです。個体だとメカっぽいですが、集まると有機的になるのは“今週のビックリドッキリメカ”みたいですね。

MIT Newsによれば、「パーティクル・ロボット」は集団で動くロボットのため、生物的な細胞と同じようにひとつやふたつが壊れても問題なく活動できるのだとか。理論上では、1万個のグループがあったとすると、その内20%までは故障しても動けるそうです。でも、その場合は移動速度は半減するとのことでした。

パーツは市販の玩具でできてます

ちなみにですが、花びらのような円盤は、HOBERMANの「FLIGHT RING」という子供用の玩具。フリスビーのように投げると、輪のように開くものなのだそうです。その下のボディーに、電池、モーター、光センサー、マイクロ・コントローラー、通信コンポーネントが組み込まれているとのこと。

今後の展望

次のステップは、小型化して数百万個を繋ぎ、もっと細胞っぽくすることだそうです。いつかは波打つように移動し、物を運搬するようになるのでしょうか? 洗練された生物の生体を真似することで、より効率化されたロボットが生まれることでしょう。

Source: YouTube, MIT News via hackster.io, FLIGHT RING

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