中身はフツーだけど、惚れ惚れするほどナイスなデザイン:Fossil Sport レビュー

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  • author 田中宏和
中身はフツーだけど、惚れ惚れするほどナイスなデザイン:Fossil Sport レビュー
Photo: ギズモード・ジャパン

良い意味でも悪い意味でもフツー、でもスゴくオシャレ。

ファッションブランドのFossil(フォッシル)は、かなり早くからスマートウォッチに取り組んできたブランドです。他ブランドの提携も盛んで、 Marc by Marc Jacobsやスカーゲンのスマートウォッチも、フォッシルの協力によるものだったり。

そのFossilの主力スマートウォッチがFossil Sportです。WearOSに最新チップであるSnapdragon Wear 3100を組み合わせながらも、4万円ほどとなかなか戦略的なお値段。フィットネス用途を視野に入れて軽量な樹脂製ボディを採用しているにもかかわらず、デザインもどこか高級感ある仕上がりで、うまくバランスを取ったように見えます。

今回、Fossil Sportを2週間ほど使ってみましたので、感想をレビューしてみたいと思います。

Fossil Sport

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Photo: 田中宏和

これは何?:Wear OS搭載スマートウォッチ

価格:3万8880円

好きなところ:デザインは本当スマート

好きじゃないところ:昔からあまり代わり映えしないWear OS(悪いのはGoogle)

ルックスは文句なし!

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Photo: 田中宏和


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Photo: 田中宏和


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Photo: 田中宏和


Fossilというと、「ラグジュアリーブランドじゃないけれど、オシャレなアイテムをそれなりの価格でそろえているファッションウォッチ」というイメージですよね。

私は典型的なオジサンですので、同じ価格帯なら、セイコーやカシオで探してしまう層なのですが、スウォッチを思わせるようなカジュアルポップなルックスのこの製品には、惹かれるものを感じていました。

では実際に使ってみてどうだったかというと、腕につけたときのサイズ感といい、「さすがファッションブランドが手がけただけあるな」と思わせてくれます。

主張しすぎてないし、チープすぎることもない、いい感じのデザインセンスは、ちょっとだけ背伸びをしたい人向けのブランドイメージそのまんまという感じで、外出時には積極的に身に着けておきたくなります。

試用している間に、友人たちから「時計替えました?」と聞かれましたけど、そんな風にアピールできるデザイン性の高さも確かなものですし、アクセサリ(ブランド品)としての価値を合わせて考えれば、3万8880円という価格もコスパ十分。これは、実物を見てから購入を迷うべき一品ですね。

最新チップのおかげでバッテリーも2日もつ

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Photo: 田中宏和

では、Fossil Sportで採用された、省電力を売りにしているSnapdragon Wear 3100の感触はどうでしょう。

これははっきり効果を実感しています。電池をケチるために画面の明るさを暗めに調整したりしなくても、初期設定のまま常時画面オンにしていても、普通に使っている分には電池に不満はありません。1日充電を忘れても、翌日に家に帰るまで持ってくれます。

操作感にも特に問題を感じることはありませんでした。特別キビキビ動くわけではありませんが、もっさりしていてイライラすることもないです。

スペックアップしたはずなのに代わり映えしない...

さて、中身の話をする前に断っておきますが、私はGoogleのファンです。プライベートのノートパソコンはMacを使っているにもかかわらず、スマホはAndroid端末を使っているほどですから。

そのGoogleが作ったWear OSの話をしないといけませんね。

正直に言います。私が、OSアップデートを打ち切られても未だ愛用しているLG G Watchも、Fossil Sportみたいに最新OSに対応すればいいのに...とは思いませんでした。「WearOSの前身であるAndoid Wearといったい何が違うっていうの?」としか。

ああ、Google Payに対応したんでしたっけ? 日本ではまだ(Felica搭載端末じゃないと)使えませんけど。

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Photo: 田中宏和

Fossil SportにはNFCが搭載されていますが、Felicaは非対応です。よって日本では、NFCによる決済環境が整うまで宝の持ち腐れなんです。夏頃までには使えるようになるという話ですので、信じて待ちましょう。そうなれば、Apple Watchと同じようにスマホ出さなくてもコンビニや改札でさっと決済できるようになるかもしれません。

でもこれ、Fossilは悪くないです。毎年のアップデートごとに進化を続けているApple Watchと比べてWear OSの歩みがちょっと遅く見えるのは、Google(そして日本のガラパゴス環境)が悪いのです。

とはいえ、決してスマートウォッチとして使えない、という話じゃありません。いたってフツーというだけです。

ガチのスポーツじゃなければフィットネスでも使える

Fossil Sportは、その名のとおりスポーツ向けのアイテムという位置づけになっています。

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Photo: 田中宏和

GPS、心拍センサーを内蔵し、スマートフォンを持たなくても、特にアプリを立ち上げたりしなくても、初期設定さえ済ませておけばウォーキングやランニング、サイクリングの記録をGoogle Fitに記録できます。

Spotifyとも連携できるし、ウォッチ内に保存してある音楽をBluetoothイヤフォンで聞きながらフィットネスを楽しむのだって問題ありません。

ところで私は、競技者として自転車に乗っているアマチュアレーサーなのですが、そんな私にとってどうかというと...本気のスポーツ用途ではさすがに機能不足の感が否めません。でも、そんな風にガチでスポーツをしている人は、この製品にとってのターゲット層じゃないんです。

往復4kmほどのジョギングを日課にしている私の妻のように、カジュアルな運動習慣を維持したいという層こそがターゲットだと思いますし、多機能な独自アプリとGoogle Fitを併存させて使い勝手がゴチャゴチャしてしまうくらいなら、割り切ってGoogle Fitに1本化するのがこいつの正解だと思います。

ダイエットや健康維持のためにFossil Sportを購入しようと考えている人にとって、フィットネスに少しだけ刺激を与えてくれるのは間違いないでしょう。

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Photo: 田中宏和

ところで、自転車に装着したセンサーとの誤差を測ってみましたが、実用上問題ない範囲に収まっています

スピードは、3秒〜5秒程度の移動距離と時間から算出していると思われ、ある程度のタイムラグが発生してしまいますが、ログを残しておくのを主目的と考えればまったくの許容範囲。

5時間を超えるような長時間アクティビティの場合、ワークアウトを起動させているとバッテリーが空っぽになってしまいますが、先にも書いたように、100kmを超えるようなロングライドを走るサイクリストは、そもそもFossil Sportにとっては対象外となのです。

レベルが高い「普通の」スマートウォッチ

充電は、専用の充電台にセットするタイプ。ワイヤレス充電じゃありませんけど、360°どの角度に置いても充電できるよう、接点が工夫されています。充電台に近づけるとマグネットでピタッとくっついてきますし、使用感はノンストレスです。

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Photo: 田中宏和

常に最先端ガジェットを追いかけているという人がこの製品にワクワクできるかというと、ちょっと疑問が残ります。でも、「いかにもガジェット」という雰囲気のスマートウォッチには抵抗があるという多くのユーザーにはいい感じにアピールできそうです。たぶん、Fossilの狙いどおりに。

ちなみに、iOS(9.3以降)とも連携可能です。iPhoneとApple Watchの組み合わせはありきたりだから少しハズしたいというiPhoneユーザーにとっても、選択肢としてアリかと。Apple Watchよりも少しお安いですからね。

Source: Fossil

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