宅配ドローンの登場は近い? 政府が開発プロジェクトを初承認

宅配ドローンの登場は近い? 政府が開発プロジェクトを初承認
Image: Wing/YouTube

郊外への宅配に革命が起きますね。

オーストラリアの民間航空安全機関(CASA)が、ドローン配達プロジェクト「Wing」を承認しました。これは首都キャンベラの郊外に、食料や薬を届けるというもの。The Guardianいわく、世界初の承認なのだそうです

「Wing」はGoogle(グーグル)グループの複合企業Alphabet(アルファベット)傘下で、ほかの傘下には自動運転車を開発しているWaymo(ウェイモ)があります。

彼らは1年以上にも渡り、独自に飛行テストを繰り返してきたそうです。

世界初の承認

「プロジェクト・ウィング」または単に「Wing」は、店から顧客へ直に配達をするべく2016年にバージニア工科大学などでテストを重ねてきました。その甲斐あってか、政府機関による世界初の承認を得ることができ、広範囲に配達が出来るようになったのです。とはいえ、まずはキャンベラ地区のおよそ100世帯のみが対象になっています。

そしてドローンの飛行は日中のみに制限され、主要な高速道路も超えてはいけないことになっています。それ以外については、米Gizmodoからの質問にまだ返答がありません。

CASAの広報は、The Guardianにこうコメントしています。

安全性に関わるすべての問題は評価されており、地上の人々や物、それに空を飛ぶ航空機にもリスクはありません

参加企業

ドローンが何を配達するのか、今のところ詳細は不明です。ですがKickstart Espressoというドライブスルーのコーヒー・チェーン店、パン屋のチェーン店Bakers Delight、そしてメキシコ料理のファーストフード・チェーン店Guzman Y Gomezと大型ドラッグストアがテストの段階から参加しています。

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Image: Wing/YouTube

運営開始は近日中

「Wing」のウェブサイトいわく、彼らの施設はミッチェル郊外にあり、サービスはクレイス、パーマストンとフランクリン郊外にて、数週間の内に開始するそうです。それらの地域で上手く運営できれば、さらにはハリソンとガンガーリンでも始めるとあります。

では、昨年の終わり頃に彼らが公開したコンセプト映像をどうぞ。

Video: Wing/YouTube

なるほど、ドローンは着陸せずに荷物を集配するんですね。これなら悪意を持った人間から被害を受けるリスクが減ります。

そしてこちらは、テスト期間中たった7分で孫のために頼んだ日焼け止めが届いた、という映像です。

Video: Wing/YouTube

頭痛薬を切らした若い母親が、病気の子供を車に乗せてドラッグストアに行く手間をすべて省き、ドローンに届けて貰った映像もあります。

Video: Wing/YouTube

しかし気になるのは騒音

ドローン配達は便利ですが、いかんせんプロペラの音がやかましいのが問題ですよね。ですがこれらのプロモ映像には、それが一切聞こえて来ません。しかしブリトーを届けて貰った人が撮った動画を見ると……?

けっこう甲高く、プロペラの風切り音が響いているのがわかりますね。広大なオーストラリアの郊外だからあまり問題視されないかもしれませんし、今後改善されるかもしれません。頼んだ人も自分のためなので、多少は目を、ではなく耳をふさぐのかもしれませんね。

Source: YouTube (1, 2, 3, 4, 5, 6)、Twitter via The Guardian, Wing

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