Bose Framesレビュー:音楽再生、通話、ARオーディオも利用できる最強サングラス

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  • author Victoria Song - Gizmodo US
  • [原文]
  • Rina Fukazu
Bose Framesレビュー:音楽再生、通話、ARオーディオも利用できる最強サングラス
Photo: Victoria Song (Gizmodo)

見た目はサングラス、中身はワイヤレスヘッドフォン。

Bose Frames」は、私たちがスマートグラスに対して抱いていたイメージをかち割ってくれるような最新アイテム。このサングラス、つるの部分に小さなスピーカーがあって、オーディオARで地図のルート案内、ハンズフリーでの通話も利用できます。(ただし、道端でやると独り言つぶやく怪しい人になりそう!)さらに、周りの人たちにバレずに音楽を聞くことも可。

サングラスとしてのデザイン、そしてスマートアイウェアとしての機能......すべてが満点というわけではなさそうですが、それでも米GizmodoのVictoria Song記者のレビューを読んでいたら、こういうスマートグラスがいつか欲しいなぁとじわじわきています...!


Google Glassのイメージが根強かった、スマートグラス。なかなか良い評判を聞くこともなく、周りに愛用者もおらず...。最近のスマートアイウェア事情についてはあまり知らないという人も少なくないはず。そうなると、こういうのってただ値段が高くて、テクノロジーの無駄遣いでしょう......なんて思っていた人もいるのでは?

じつは、私自身がそうでした。でもBose Framesを1週間使ってみてわかったのは、スマートグラスがもはやテック好きや新しいもの好きな人たちに限らず使えるものになってきているということ。

Bluetoothヘッドフォン搭載、スマホと連動して電話、音楽再生、AR(オーディオのみ)といった機能が利用できます。

Bose Frames

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これは何?: サングラス兼ヘッドフォン

価格: 200ドル

好きなところ: スタイリッシュ。音質よし。ARナビゲーションが意外と使える

好きじゃないところ: 素材が安っぽく感じる。AR対応アプリが現時点で少ない

まずは外観について。Bose Framesは、レンズが大きめでスクエア型の「Alto」と、小さめで丸型の「Rondo」の2種類のスタイルから選べます。よりレトロでスタイリッシュだと思ったので、私は「Rondo」を選びました。

デザインについては申し分ない...と言いたいところですが、いくつか少しだけ気になる点があります。ひとつは、プラスチック感があって素材が安っぽく見えること。もちろん、これによって軽量化されていて、汗をかいても雨に濡れても大丈夫なように、ナイロン素材で耐久性も考慮されているのですが...。わがままを言うと、200ドル(約2万2230円)という価格に納得できるような高級感があったら良かったと思っています。

もうひとつは、レンズのスケスケ具合。サングラスをかける人たちって、半分はまぶしさ&UV対策(Bose Framesも紫外線カット機能あり)で、もう半分は目元を隠したいという気持ちがありませんか? このスマートサングラスでは、グラスの下でも目の動きを隠しきれないのが残念なところ。

最後に、アームの太さ。実際に装着すると、髪でうまく隠せたのであまり気になかったのですが、アーム部分がもう少し細ければもっとスタイリッシュな気がします。

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Photo: Victoria Song (Gizmodo)
小さなボタン、1つのみ

1つのボタンで、すべての操作ができる

右側のアーム下部分に、小さなボタンがひとつあります。電源をオンにするのに、1プッシュ。このとき、バッテリーがどれくらい残っているか音声で知らせてくれます。もう1度プッシュすると、音楽の再生 / 一時停止。2プッシュで曲のスキップ、3プッシュで前の曲に戻る......といった操作ができます。Framesを逆さまにして2秒待つと、ランプが消えて電源オフになるのがわかります。

電話の着信があったとき、通話するにはボタンを1プッシュ、拒否するには1秒長押し。2秒押し続けると、連動しているスマホのSiriまたはGoogle Assistantが起動します。操作方法はかなりシンプルですが、慣れるまではややこしくもあるので何度も動画でやり方を確認していました。

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Photo: Victoria Song (Gizmodo)
本当は目が透けてほしくない...でも、これで音楽を聴いているなんてほとんどの人が気づかないはず。

バッテリー寿命は、まぁまぁです。充電には2時間程かかり、普通に使うと2日は持ちますが、継続して使うと約3時間で充電する必要があります。これに関しては、ワイヤレスな機能が詰まっているので仕方ないなぁと思っています。

音楽を聴いてても気づかれない

さて今度は、Bose Framesのもうひとつの側面であるヘッドフォンとしての機能についても着目してみましょう。サングラスのなかに小さなスピーカーが搭載されているという時点で驚きですが、それが周りの人には聞こえないのもすばらしいです。

電車やオフィスで使ってみましたが、特にオフィスでがんがん音楽を聴いていても私以外誰にも聞こえていなかったようです。近くにいた同僚にも試してもらいましたが、サングラスを手放すと同時に再生していた音楽も聞こえなくなったのは不思議でした。試しに、カフェで友達と話している最中にも音楽を聴いてみました(ごめんね)。Solangeのアルバム『When I Get Home』をずっと流していたのですが、友達は私が打ち明けるまで一度も気づかなかったといいます。

音量については、MAXにするとほぼ周囲の騒音が聞こえなくなったのですが、完全に聞こえなくなるわけではありませんでした。もし、会話などある程度耳を傾けたいときは、中くらいのボリュームにすると音楽を聴きながらでも周りで何が起きているか分かります。

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Photo: Victoria Song (Gizmodo)
アームの太さは、人によって髪で隠せる

通話はたまに不具合アリ

音質は、ベース音が気持ちよく響いたり、超がつくほど良かったりするわけではないのですが、普通に良いです。もっと言うと、以前試した骨伝導ヘッドフォンAfterShokz Trekz Titaniumなどと比べると音質がクリアだと思います。

もし機会があれば実際に試してぜひ音質を確かめてみてほしいのですが、骨伝導ヘッドフォンにほんの少しだけ似た感覚がありました。骨伝導ヘッドフォンは音がちょっと遠く、こもって聞こえる傾向があると思います。

電話中の音声も、問題なしです。電話で話した友人は、私がサングラスで話しているとは思わなかったみたいです。内蔵マイクがちゃんと音声を拾ってくれていたんですね。

ただ、発信をするのに問題が生じることもありました。家路につくまでにパートナーに電話をしようとしたら、彼が電話に出たのはわかったのですが、お互いに何も聞こえない状態に。一度電話を切ってかけ直そうとしたら、今度は着信の通知がなくてそのままボイスメールに切り替わったみたいで...。こうした状況は何度かあって、その度にかけ直さなければなりませんでした。

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Photo: Victoria Song (Gizmodo)
ほかのサングラスと並べてもファッション性が高いBose Frames(中央)

オーディオAR体験

ここまで音楽再生や通話といった機能を紹介してきましたが、このサングラスはさらに「Bose AR」とよばれるオーディオARも利用できます。最初に知ったときは、オーディオって何よ...って思いましたが、実際に使ってみたら結構感動しました。Bose AR対応アプリはいくつかあるなかで、特に便利だったのは「NaviGuide」。

いわばBose AR版グーグルマップ(もっというと、運転中のナビ)のようなもので、目的地の住所を設定するとGPSでの現在地をもとに、オーディオでルート案内してくれるのです。これを使って、試しに近所を歩いてみました。

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Photo: Victoria Song (Gizmodo)
アームの太さは、実際に装着するとあまり気にならない

たとえば、音声が現在地からズレてナビすることがあって、歩道橋のど真ん中で「ここを左に曲がって」と言われたり、角を曲がった後に「このストリートを右へ」と言われたりすることもありました。

どちらの方角を向いているか、Bose Framesにヒントを与えないといけないようで、曲がるときに頭を一緒に動かすと良いみたいです。このナビさえあればスムーズ!...とまではいきませんでしたが、人混みのなかでスマホにかじりつきながら道を探すよりも安全だと思いました。

また、注目スポットを通ると教えてくれたり、音楽を再生しながらナビを利用できたりしたのも良かったです。

Bose AR対応アプリは、そのほかにオーディオのストーリーゲームや「Golfshot」(ゴルフのキャディのような音声案内をしてくれる)などがあって、New Balanceからエクササイズアプリも今後リリースされる予定だといいます。

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Photo: Victoria Song (Gizmodo)
レトロスタイルなRondo Bose Frames

初期のスマートグラスから比べて、手軽で使える幅も広がったとはいえ、200ドルというとそう安い買い物ではありません。同じような予算で良いヘッドフォンやデザイナーサングラスも買えることでしょう。

でも、ちょうど良いヘッドフォンとベーシックなサングラスの両方を探していたという人にとって、Bose Framesを検討しないのはもったいないです。プラスでオーディオARも利用できますからね。スマートグラスは、テック愛好家や最新ガジェット収集家だけのものじゃなくなってきているようです。

Source: Bose

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