この可能性は想像できなかった。
Capcom UKはアーケードタイトルが複数遊べるゲームコンソール「CAPCOM HOME ARCADE」を発表しました。このハードの魅力をひとことで言えば、ついに『エイリアンVSプレデター』が家庭で遊べる!です。
本体は、最近の復刻レトロゲームハードのようなプラグ&プレイ式のハードとなり、おいおいマジかよ…といったデザインの筐体の中に、16作のアーケードタイトルが収録されています。収録タイトルはこちら。

・1944 THE LOOP MASTER
・エイリアンVSプレデター
・Armored Warriors(日本名:パワード ギア)
・Capcom Sports Club
・キャプテンコマンドー
・サイバーボッツ
・Darkstalkers: The Night Warriors(日本名:ヴァンパイア)
・アルティメット エコロジー
・ファイナル・ファイト
・Ghouls'n Ghosts(日本名:大魔界村)
・ギガウイング
・Mega Man: The Power Battle(日本名:ロックマン・ザ・パワーバトル)
・プロギアの嵐
・Street Fighter II' -HYPER FIGHTING-(日本名:ストリートファイターII' TURBO)
・ストライダー飛竜
・Super Puzzle Fighter II Turbo(日本名:スーパーパズルファイターIIX)
どれも名作ばかりで目移りしてしまいそうですが、『エイリアンVSプレデター』がついに家庭で遊べる。というのは、おそらくこれらタイトルを見てグッと来た方々、全員の悲願であるように思えます。
これまでスーパー32Xや、セガサターンへの移植の話もありましたが、複雑な版権の問題のためか、頓挫したという話を聞きます。そのため、今でもアーケードで(一部のファンの間では)人気タイトル。僕も見かけると必ずといって良いほどワンコイン投入して狩りの時間を楽しんでおります。
しかし、リリースから25年。CPS-II基盤もコンデンサの劣化などが不安になる時期です。そもそもプレイできるゲーセンがなかなか無いため、このコンソールの発表は本当にハッピーすぎ。あと、大魔界村もスコアアタックできるくらいにはそこそこ自信があるので、こちらの移植に関してもご満悦ですわ。

ちなみに、Wi-Fi接続でスコアをネットワーク上にアップロードし、世界規模でオンラインスコアアタックできる機能があるそうな! これまで限られたエリアの住人でスコアを競っていたのに、一気に世界バトルです。これはアツい。
ぱっと見ダサいコンソールにもこだわりが

全長74cm、幅22cm、高さ11cmの巨大なCAPCOMコンソール。
アーケード筐体のコンパネ風で良かったのではないか?という思いが120%ありますが、その仕様に関しては文句ありません。
レバーは評判の高い三和電子の「JLF-TP-8YT」レバーと「GT-Y」8方向ガイドプレートの組み合わせ。ボタンも同じく三和「OBSF」とのことで、インプット系統はフル三和です。メンテナンスも簡単ですし、ヘタったら自分で交換できる、現状文句の付け所がないインターフェースとなっています。

「CAPCOM HOME ARCADE」の発売は2019年10月25日で、発表された価格は229,99ユーロ(約2万9000円)。『ベルトアクションコレクション』や『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル』のように、ソフトウェアで出せばもっと万人向けだったけど、あえて専用ハードで出すあたりが、商売っ気を感じます。まぁ、個人的には収録されているこれらのタイトルたちには、その値段を遥かに超える枚数の100円が飲まれていったので、それを考えれば安い!と膝を叩けます。
ただし、国内発表はまだです。
現状、EU圏のみの発表&予約となっています。さすがに日本版が出ないという未来は無いと思いますが、ひょっとしたら収録タイトルが多少変わるかも? といった可能性はあるので、ひとまず続報待ち!
それまでゲーセン通って熱量高めておこうっと。
Source: CAPCOM HOME ARCADE, THE CAPCOM STORE,Twitter