そこまで暗くなくても、使いたいよね。
高価格帯のスマートフォンはほぼすべてが何らかの夜景モードを備えています。Googleは「Night Sight」、LGは「Night View」、そしてSamsung(サムスン)は「Bright Night」、といった具合です。ただ残念なことにSamsungのBright Nightモードはいつでも使えるわけではなく、光量が非常に低いコンディションのみで使える設定になっています。ユーザとしてはこれはなかなか不便であり、Galaxy S10のレビューでもこの点は指摘しました。でも、その状況は改善されるみたい。
ユーザーの声に応えて
SamMobileによると、ユーザからの不満がSamsungに届いていたようです。最新アップデートによって、Bright Nightモードがカメラアプリ内でいつでも使えるようになるとの事。現時点ではアップデートはスイスのみで展開されているようですが、最新のセキュリティーパッチとセットになっていることから、ほかの地域でもこのアップデートは展開されると予想されます。
以前であれば1ルクス以下の環境でないとBright Nightモードは使うことができませんでした。これはろうそくに光を点して1メートル離れた程度の明るさです。このようなコンディションでないと、Galaxy S10のカメラは自動でBright Nightモードを起動させなかったんですね。起動すればその機能を切る事はできますが。

Night Sight自体のアップデートにも期待
今回の新しいアップデートによってBright Nightモードは独立したものとして表示され、タブをクリックすることでいつでも起動することができるようになるようです。これによってユーザが明かりの少ない環境でもよりフレキシブルに撮影ができるようになります。これはいいアップデート。
その一方で、Bright Nightの性能はほとんど変わっていないようです。これは私にとっては少し残念でした。というのも、Bright NightモードはGoogleのNight Sightと比べるとそれほどパワフルではないからです。しかしSamsungが独立機能としてアップグレードしたという事で、近い将来にBright Nightの性能自体も改善されることを期待したいと思います。
Source: SamMobile