ほぼ絶対零度の状況でも柔らかいままのグラフェン素材が作られる

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  • author 岡本玄介
ほぼ絶対零度の状況でも柔らかいままのグラフェン素材が作られる
Image: ScienceNews

バナナで釘が打てる世界でも柔らかいまま。

中国天津にある南海大学のYongsheng Chen教授が率いるチームが、液体ヘリウムの–269.15°Cという、0ケルビンに近い極低温でも柔らかさが変わらない、グラフェンを基にした新素材を生み出しました。液体窒素の-196°Cでも大抵のモノがカチコチになるというのに!

極薄炭素メッシュは高温にも強い

グラフェンは、結合炭素原子をシート状にした素材で、蜂の巣のような構造をしています。ScienceNewsいわく、この新素材は炭素シートが酸素原子で繋ぎ合わせられていて、超極薄の2Dグラフェンでメッシュ構造が作られた結果、極低温の中でも柔軟さを失わず破れることもなく、炭素ー酸素結合がより強くなる素材が出来た、と伝えています。

元の厚みの1/10に圧縮しても、ほぼ元通りに膨らむというこの新素材。極低温だけでなく、約1000℃に加熱した挙げ句、何百回も平らにしても弾力性は失われない、という驚くべき結果も見せたそうです。

これで何が出来そうか?

普通だったら、マイナス温度の世界ではいろんな材質がカチコチになってしまいますが、これだったら寒冷地や地球の両極で暮らす人々をサポートできるでしょうし、もちろん科学者たちが考えるように、宇宙空間でも使えるでしょうね。究極的には液体窒素の中に飛び込んで、作業ができる潜水服なども作られるかもしれません。

もしこれが一般的になれば、靴底やジャケットの内側、それに冬用の布団などにも応用されたりして、寒い季節が快適に過ごせるようになるとイイですよね。

Source: ScienceNews, YouTube
Reference: Wikipedia

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